京都vs山形で前代未聞の試合中断劇

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[2.26 J2第1節 京都1-2山形 西京極]

 J2第1節が26日に行われ、西京極で京都サンガF.C.とモンテディオ山形が対戦。前半終了間際にピッチがへこみ、水が湧き出るアクシデントに見舞われた一戦は、アウェーの山形が2-1で制し、開幕白星スタートに成功した。

 山形は前線の3枚が相手の最終ラインにプレッシャーをかけ、速い攻撃でゴールに迫ろうとしたが、京都も古巣対戦となるFW大黒将志が裏を狙う動きで山形の押し上げをけん制。互いにせめぎ合いが続く中、先制したのは山形だった。

 前半35分、自陣中央のMF本田拓也が左サイドに大きく展開すると、フリーで受けたMF瀬川和樹が左足で切れ味の鋭いクロス。最後はファーのFW瀬沼優司が頭で押し込み、敵地で幸先よく先制ゴールを奪った。

 山形の1点リードで迎えた前半41分、試合は思わぬ形で中断する。山形GK児玉剛がゴールキックを蹴ろうとしたところでPA内の芝生に違和感を覚え、主審にアピール。主審が確認して踏んでみると、地面が柔らかくめり込むような状態となっていた。これで試合は一時中断。そしてピッチの処置を施している最中に地面から水が湧き上がり、それを全て出し切ると、試合を行っても問題ないピッチコンディションになったと判断され、中断から約8分後に試合再開となった。

 攻勢に文字通り“水を差された”山形だったが、後半もリズムを崩さず。後半10分にはMF南秀仁が左サイドからドリブルを仕掛け、PA内でDF田中マルクス闘莉王に倒されてPKを獲得する。闘莉王は前半に警告を受けていたが、ここはファウルのみ。山形は同12分にキッカーのMF鈴木雄斗が右足でゴール左に沈め、2点差とした。

 なかなか攻撃の形が作れない京都は、後半14分に京都橘高出身で東洋大から新加入したMF仙頭啓矢と、京都橘高から新加入のU-19日本代表FW岩崎悠人を同時投入。若い力で流れを変えようとする。

 さらに終盤には闘莉王を前線に上げてパワープレーに持ち込むと、後半45分に左サイドの岩崎が右足でクロスを供給。PA内中央に走り込んだ途中出場のFWケヴィン・オリスがヘディングで押し込み、1点を返した。

 その後もホームの声援を受けて追い上げを見せた京都だったが、あと1点が遠く、1-2で終了のホイッスル。山形が2009年以来、8年ぶりの開幕戦白星を飾った。


●[J2]第1節 スコア速報