ペットの葬送に関する商品やサービスあれこれ 旅立ちの1着や骨つぼ、飼い主と入るお墓など

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 人の人生のフィナーレでは葬儀を行うが、最近はペットの”葬送”に関する商品やサービスが続々と生まれている。

 近ごろは、家族の一員でもあるペットの”葬送”の際に利用する、商品やサービスが注目を集めている。

 ペットにも旅立ちの1着があれば。かねてよりあったそんな声を形にしたのがワイツープランニング(神奈川県横浜市)だ。人生を讃えるハレの衣装としてエピローグドレス(死装束)を数多く手がける同社では、昨年よりペット用ドレスも取り扱いを開始した。例えばオーバーベールにもなる「ペットドレス 真珠の海(2万3,220円・税込)」は、サテンとジョーゼットを重ねた上にパール刺繍を配し、最期の時にまとうにふさわしい安らぎと美しさを兼ね備えた見事な仕上がりだ。

 商品には、生前ペットが好きだった食べ物や、飼い主からのメッセージを入れることができるポーチもつく。他にも、ドレスにポーチ、枕、布団他が一緒になった「ドレス葬送セット」や、ドレスを除く「葬送セット」といったタイプも用意されている。

 コンセプトは“手のひら供養”。「メモリアルボール リアン(ティアラ/東京都練馬区)」は、アルミニウム素材で半球形をしたペット専用の骨つぼだ。手のひらにすっぽりと収まる丸くて愛らしい形は、いまは亡きペットを、元気だった頃のようにいつでも手でなでつつ楽しかった思い出にひたれるようにと考案された。時代に即しておしゃれ感覚も忘れてはいない。なんと同商品は、15ある色数に88あるデザインを自由に組み合わせることができる。外出の際、バッグに忍ばせ持参しても違和感なしのこの現代風骨つぼ、価格は3万9,960円(税込)。

 愛するペットとは、あの世でも離れたくないと考える人も増えている。メモリアルアートの大野屋(東京都新宿区)は、飼い主とペットが同じお墓に入る「with(ウイズ)ペット」を展開している。飼い主とペットが一緒に入ることができるほか、石碑デザインや形も選択可能で、先にペットの遺骨だけを埋葬することもできる。現在、首都圏と兵庫県・神戸市の9つの霊園などで実施されており、価格は、酒々井霊園(千葉県印旛郡)の場合、3.0平方メートルの墓地と墓石、永代使用料を含め97万円(税別)。

 出会いがあれば、いずれは訪れる別れの時。これからは、家族の一員であるペットについても、葬送をどうするのか考えておく必要があるのかもしれない。

加藤 秀行[著]、阪神 裕平[著]