米メリーランド州ナショナルハーバーで開催された「保守政治行動会議(CPAC)」年次総会で演説するドナルド・トランプ大統領(2017年2月24日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は25日、これまでの伝統を破り毎年恒例のホワイトハウス記者会主催夕食会(White House Correspondents' Association Dinner)に出席しない意向を表明した。この夕食会は記者会が大統領を主賓としてもてなすもので、セレブも大勢出席する。

 トランプ大統領はツイッター(Twitter)に「私は今年のホワイトハウス記者会主催夕食会に出席しないつもりだ。どうかみなさんで楽しんで、すばらしい夜を!」と投稿した。

 ホワイトハウス記者会は、「(合衆国政府が言論および報道・出版の自由を制限することを禁じた)合衆国憲法第1修正と、健全な社会において独立した報道メディアが果たしている重要な役割を祝うもの」として夕食会は4月29日に予定通り行うと主張した。

 1921年から続いているこの催しでは、毎年ジャーナリズムを専攻する学生数人に奨学金が与えられる。

 トランプ大統領はこの前日、メディアを「米国民の敵」と呼んでメディアへの攻撃を再開していた。トランプ氏はメディアとの戦いの中で言論界に「偽ニュース」「野党」とのレッテルを貼ってきた。

 ホワイトハウスは24日、CNNテレビや、米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)とニューヨーク・タイムズ(New York Times)、政治ニュースサイト「ポリティコ(Politico)」などの米メディア数社を定例記者会見から締め出した。

 一方、右派系ニュースサイトのブライトバート・ニュース(Breitbart News)やワン・アメリカ・ニュース・ネットワーク(One America News Network)をはじめとする政権に好意的な報道をしてきた小規模メディアは会見への出席を許可された。

 ホワイトハウス記者会は、メディアに取材の機会を与えないこの決定に対し「強く抗議」し、この問題を政権に訴えていくと発表した。
【翻訳編集】AFPBB News