試合後にはカメラに向かってポーズを決めてくれた。写真:徳原隆元

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[J1リーグ開幕戦]大宮 0-2 川崎/2月25日/NACK

 開幕戦で大宮と対戦した川崎は、66分にCKから小林が先制ゴールを挙げると、90+2分には中村が追加点を奪い、鬼木新体制初勝利を挙げた。
 
 小林とともにヒーローとなった中村は、試合後、笑顔を見せつつ、苦戦を強いられた大宮戦をこう振り返る。
 
「内容的にはまだまだ。でも、したたかにというか、セットプレーで1点を取って、最後に隙をついて止めを刺せた。特に序盤戦はこういう戦い方も必要になってくる。(新戦力などを含め)まだフィットしていない。このままで良いとは誰も思っていない。でももっと良くなるはずだと手応えも感じている」
 
 今季、鬼木監督のもとで新たなスタートを切った川崎は、3日前のACL初戦の水原三星戦同様に、大宮戦も思い通りの戦いができなかった。それでも中村は勝点3を得たこと、そして我慢強く戦えたことを評価する。
 
「今までは良い試合をしても隙を作って負けることあった。だから勝ち切れたのは大きい。今日の1試合ですべてが解消したわけではないけど、局面で頑張り、声を出すなど、各々が去年の悔しさを感じながらやれていたはず。負けて進むよりは、勝てたことが新チームにとっては大事。
 
 後ろはしっかり我慢して最終的に勝つという。本来は内容に余裕を持ちたいですが、どっしり構えて勝機を見出すという戦い方がひょっとしたら序盤戦は増えるかもしれない。結局は勝たないと意味がないので。目指すところはボールを支配して、相手を自陣に押し付けて、攻めさせないくらいにやること。ちょっとずつ足並みを揃えていきたい」
 一方で、新戦力の家長、阿部らとの融合にはもう少し時間がかかりそうだ
 
「そこは慣れだと思う。今日はユニットも水原の時と入れ替わったので(前線4人の並びを変更。大宮戦では1トップに家長を据え、2列目に阿部、中村、小林を並べた)、(連動するために)前半に時間を使わなくてはいけなかった。こればっかりはやっていくしかない。自分たちの感覚を共有していければ、自ずと良くなっていくはず。やりながら勝っていくしかない」

 ちなみに大宮戦では、ゴール後に新パフォーマンスの“ジャスティスポーズ”をTVカメラに向かって披露した。しかし、あるアクシデントが起こったという。
 
「放送に映っていなかったらしいです(笑)。ゴールを決めた後にノボリ(登里)があのカメラに行きなよと言って、(ポーズを)やったら中継に入っていなかったみたいで」
 
 今季初ゴールは様々な意味で忘れられないものになったようだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)