中国経済は改革開放を経て急激に成長したが、製造業はまだ成長途上にあると言えるだろう。中国政府は製造業の高度化に向けた戦略を打ち出しており、2025年までに先進工業国の仲間入りを狙っている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国経済は改革開放を経て急激に成長したが、製造業はまだ成長途上にあると言えるだろう。中国政府は製造業の高度化に向けた戦略を打ち出しており、2025年までに先進工業国の仲間入りを狙っている。

 では、すでに先進工業国である日本と中国の工業レベルの差は現時点でどれほどあるのだろうか。中国メディアの今日頭条は23日、「工業全体としては、まだ日本が中国を上回っている」としながらも、一部産業では日中で逆転減少が見られると伝えている。

 記事は、機械を製造する機械であることからマザーマシンとも呼ばれる工作機械について、中国の工作機械輸出入額は今なお赤字であるとしながらも、工作機械生産額では中国が世界一だと指摘。日本は長年にわたってずっと世界一の座を維持してきたと伝える一方、生産額ではすでに中国が日本を上回っていると論じた。

 続けて、日本の工作機械と中国の機械とでは、「質」に大きな差があるとの指摘があるとする一方、生産額が増え、獲得できる利益の額が増えていることは評価すべきことであり、今後もさらなる増加が期待できると主張した。

 また、世界的に成長が期待されているロボット産業について、「中国はすでに2015年には世界最大の産業用ロボット市場になった」と指摘したうえで、中国政府の支援のもとで中国企業は急激に技術力を伸ばしていると紹介。現在、産業用ロボットの分野では日本企業が大きなシェアを獲得しているが、16年に中国企業がドイツのロボットメーカーを買収し、株式の大半を取得したことを挙げ、「中国のロボット産業は今後ますます発展するだろう」と期待を示した。

 さらに記事は、日本はすでに現代化の進んだ先進国ではあるものの、経済力は低下傾向にあると指摘し、逆に中国は家電など一部の産業で日本に追いつき、追い越したと主張。工業レベル全体としてはまだ日本が中国を上回っているとしながらも、「日本を超える産業が今後増えていけば、工業全体として日本を上回る日がやってくるはずだ」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)