1ゴール1アシストの活躍を見せたFW小林悠

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 4年連続となる開幕ゴールを叩き込んだ。14年の神戸戦、15年の横浜FM戦、16年の広島戦と開幕戦ゴールを決めていた川崎フロンターレのFW小林悠が今年も決めた。今季からキャプテンを務める“開幕男”は「3年連続で決めていたので今年も決められるんじゃないかと思っていた。素直に嬉しい」と胸を張った。

 獅子奮迅の活躍を見せた。大宮の猛攻にさらされる時間帯が続いたが、後半21分、右CKからMF中村憲剛がクロスをあげると、「ドンピシャなボールが来た」と高い打点で合わせ、強烈なヘディングシュートをゴールネットに叩き込んだ。22日のACLグループリーグ第1節水原三星戦(1-1)に続く公式戦2戦連続ゴールだ。

「正直、内容は良くなかった。フロンターレらしいサッカーは見せられなかった。崩して点を取るのが難しい試合内容で、セットプレーがカギだと思っていた。憲剛さんが素晴らしいボールをくれて、合わせるだけだった」

 その逆、後半42分には大宮のセットプレーから窮地を迎える。右CKをファーサイドのFWネイツ・ペチュニクがヘディングで合わせ、同点弾を押し込まれそうになったが、ゴールライン際でスーパーセーブ。決定的なシュートを体に当ててピンチをしのぐと、後半アディショナルタイム3分にはこぼれ球に反応してPA右からクロスを送り、中村のダメ押しゴールをアシストした。

 新旧キャプテン、小林と中村のホットラインから生まれた2得点。「試合前から『点を取れる』と話していた。(小林)悠がそういう精神状態の時はゴールが入る」。昨年まで主将を務めた中村は「点が取れる位置に入ってくれた。キャプテンの悠が決めると盛り上がる」と持ち上げた。今季、コーチから昇格した鬼木達新監督も「彼のゴールへの意欲がチームを引っ張っている。それはシーズン前から思っていたこと。今日もそれを体現してくれた」と絶大な信頼を寄せた。

 2-0の完封勝利を飾ったものの、鮮やかなパスワークは鳴りを潜め、「フロンターレらしいサッカーは見せられなかった」。水原三星戦から前線4人のポジションを入れ替えたが、この日は連携不足を露呈。「コンビネーションが良くなかった。本当に苦しかったし、パスが回らないのは楽しくなかった」。課題が突きつけられたが、内容が悪くても勝ち切れたことは収穫。「そこで失点しないでゼロで終えられたのは成長」と前を向いた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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