MF中村俊輔が加わったジュビロ磐田の初戦はスコアレスドローだった

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[2.25 J1第1節 C大阪0-0磐田 ヤンマー]

 詰めかけた3万3208人の観衆は、サックスブルーの新背番号10の一挙手一投足に注目していた。シュートは両チーム最多の3本を放った。試合結果はスコアレスだったが、MF中村俊輔は「勝っていないので勝ち点3は取れなかったけど、勝ち点1以上のものは得られたと思う」とジュビロ磐田での初陣を振り返った。

 チームメイトも昨年との“違い”を感じている。DF大井健太郎は「遠くからシュートを打っただけで、観客がこれだけ沸いてくれる選手もなかなかいない。やっている選手もすごく期待感をもってやれている」と“ワクワク感”を語る。「俊さんからのボールはほとんどチャンスになっていた。もっともっと中の動き出しとで合わせていければ、武器になるのは間違いない」と更なる連携面の向上に意欲をみせた。

 自身のプレーについては、「ゴールに向いたプレーがなかった」と反省したFW川又堅碁も、「違いは練習から感じる」と俊輔のプレーについては脱帽。「コミュニケーションはもっと取らないといけないと思うし、俊さんにもっといいボールをもらえるような動き出しをしないといけない。ゴール前でファウルをもらう回数であったり、そういう工夫をしないといけないなと思った」と俊輔へのアシストも誓っていた。

 当の俊輔は昨年7月以来の公式戦フル出場で、新天地での初陣を飾ったが、当然ながら結果に満足することはない。「まだまだ自分の力が足りないと気づかされる」と“38歳の向上心”を語ると、「自分の応援歌を歌ってもらってモチベーションが上がった。(ホームでは)恩返しができるように頑張りたい」と気を引き締めていた。

(取材・文 児玉幸洋)