トップ下で先発したバブンスキー。移籍後初ゴールが勝利につながるなど、上々のデビュー戦となった。(C)SOCCER DIGEST

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[J1リーグ開幕戦] 横浜F・マリノス 3-2 浦和レッズ/2月25日/日産スタジアム
 
 二度目は確実に決めてみせた。
 
 最初のチャンスは4分。左サイドからの齋藤学のクロスを左足で合わせたが、浦和のGK西川周作のファインセーブに防がれた。
 
 しかし、13分のチャンスはフイにしなかった。同じようなシチュエーションで齋藤からボールが届くと、丁寧にミートも力強いシュートがネットを揺らした。
 
「最初のシュートを止められて、次はもう少し強いシュートを打たなければ、と思った。その意味では、1本目は良い参考になりましたね」
 
 最終的には3-2と点の取り合いとなった浦和とのゲームで、チームを勢いに乗せる先制点を決めたのは、今季の新戦力ダビド・バブンスキーだった。
 
 81分に途中交代するまで、トップ下でプレー。視野の広さと確かな技術を武器に、両サイドを走らせるパスには非凡なセンスを感じさせたが、「攻撃の軸」としてはまだそこまでの存在感を発揮できたとは言い難かった。
 
 それでも、先述したとおり、フィニッシュワークには顔を出し、結果も残してみせた。4万人近い観衆の中でピッチに立ち、「自分のサッカー人生において、今までにないぐらいの素晴らしい雰囲気の中でプレーできた。サポーターのみなさんの声が後押しになった。みんなのためにも、喜びを与えられるようにしたい」と感謝を口にする。
 
 今後は周囲との連係をさらに深めていく必要がありそうだが、移籍後初ゴールが勝利につながったことを考えれば、上々のデビュー戦と言えるだろう。
 
 ルックスも良く、前髪を上げたソフトモヒカンのような髪型から「ジェームス・ディーンのようですね」と聞けば、「そういうわけではないですよ」と笑顔を見せる。
 
 加えて、白髪交じりで長髪の記者に対しては、「あなたの髪型もかっこいいと思いますよ。知的な感じがします」と優しい言葉も。
 
 人柄も良さそうなニューカマーは、ポテンシャルを秘めた実力とともに、さらなる注目と人気を集めるひとりになりそうだ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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