鼻毛

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女性の場合は毎日メイクのために鏡に向かう時間が長いから、万が一鼻毛が出ていたとしても処理する時間はあるけれど、男性の場合は…。夫や職場の男性が、気が付いたらピロリン♪ と、鼻毛が出ているところを見たことがある人は少なくないはず。

鼻毛が伸びていた時、ひとまずハサミも毛抜きもないからと、指で抜こうとするわが夫。汚らしいし、できれば止めてほしいものなのだけど、鼻毛ってどう処理するのが正解なの?

●空気が汚いと鼻毛がすぐ伸びるというのは都市伝説

攻略はまずは知識からと、鼻毛について調べてみることに。

鼻毛は、空気中に含まれるホコリや微粒子などを吸着し、清浄な空気を体内に取り込むための、いわばフィルターの役割。それゆえ、空気が汚れている環境に長く身を置いたり、喫煙者は鼻毛が伸びやすいなどとはよく言われるけれど、じつはこれは都市伝説で、医学的な論拠はないとのこと。鼻毛が伸びる要因としてひとつだけはっきりしているのは、加齢。そういえば、若い子で鼻毛が出ているのは見る機会が少ないかも…。

●伸びた鼻毛のケア 正しい方法は…

では、もし鼻毛が伸びていた場合。正しいケアの方法はあるのか? 前述のような、指で抜くのはもっともNGな行為。鼻毛を無理やり抜くと、毛穴が傷つき、そこに菌が入り込むことで、毛嚢炎などの原因となってしまう場合も。特に、鼻毛には適度にしめった環境にあり、外部からのさまざまな菌が付着しているというから、鼻の穴の中は危険な環境。鼻毛は伸びたら抜かず、専用のハサミや鼻毛カッターで切るようにしましょう。

ところで、鼻毛を抜いてしまうのはフィルター機能が弱まってしまうから、良くないことなのでは? そう思い調べてみると『広島県医師会速報』の編集室のコーナーに気になる記載を発見。イスタンブールのHacettepe大学医学部が、外来の鼻炎患者233人を鼻毛が「少ない」「中ぐらい」「多い」の3群に分けて喘息の有無を比較したところ、喘息罹患率は、「鼻毛少」群で16.7%、「鼻毛中」群は26.2%、「鼻毛多」群は44.7%、という結果になったのだそう。つまり鼻毛の多さで、喘息の罹患率には3倍もの差が! 鼻毛を抜き過ぎたり切りすぎたりにはご用心。適度なケアを心がけて。

(文・鼻毛峠ゆみ/考務店)