終盤に2本のシュートを放った柿谷だが、この日はボールに絡む回数が少なく不発に終わった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ開幕戦]C大阪 0-0 磐田/2月25日/ヤンマー

 互いに稀代のテクニシャンを擁するC大阪と磐田の激突は、スコアレスドローに終わった。

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 3シーズンぶりのJ1復帰となったホームのC大阪は、4年半ぶりにチームに復帰した清武弘嗣が負傷欠場。前線で違いを作り出せるキャプテン柿谷曜一朗のプレーに注目が集まる。一方の磐田は、今季新加入の中村俊輔が新天地での公式戦デビューとなった。

 3分、まず見せ場が訪れたのは中村。ゴール中央やや離れた位置からのFKを得ると、思い切って左足を振り抜く。しかし、ストレート系のキックで放ったシュートは、クロスバーを大きく越えてしまう。

 一方、C大阪は中盤でソウザが持ち前のミドルシュートを放つなど存在感を発揮。柿谷も前線からの激しいチェックで貢献するが、なかなか攻撃に絡むことができない。

 前半終了間際、磐田は中村のFKにアダイウトンが合わせ、こぼれ球を山本康裕が押し込むが、これは直前の混戦でファウルがあったとしてノーゴールの判定に。前半をスコアレスで折り返す。

 後半に入っても、中村は長短織り交ぜたパスとセットプレーからゴールを窺う。58分にはCKのチャンスで、直接ゴールに向かうインスイングのキックで際どいシーンを作り出す。

 すると64分、C大阪はソウザが強烈なFKで磐田ゴールを襲うが、ここはGKカミンスキーが好セーブを見せ、ゴールを許さない。

 69分、再び中村に直接FKのチャンスが巡ってくる。しかし、今度もシュートはクロスバーを越えてしまった。

 チャンスを作り出すものの決め手を欠いた両チーム。終始、攻撃面で効果的な連係を見せらずにいた柿谷も、終盤に2本のシュートを放ったものの、ゴールを脅かすには至らなかった。

 結局、試合は0-0のドローに終わり、ともに勝点1を挙げた。

 試合後、「ボールに絡む回数が少なかった。もう少しボールに絡んで攻撃のチャンスを作り出せれば良かった」と話した柿谷。本人がこう語るように、本来のプレーとは程遠い内容に終わってしまった。長期離脱前の昨季前半は、J2とはいえ才能あふれる天才的なプレーを連発していただけに、早期の復調が望まれるところだ。