今季からFC東京に加入したFW大久保嘉人がドリブルで運ぶ

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[2.25 J1第1節 鹿島0-1FC東京 カシマ]

 2017シーズンのJ1リーグが25日、開幕し、昨季王者の鹿島アントラーズはホームでFC東京と対戦した。試合は0-0の拮抗した展開が続いたが、後半37分にFC東京がオウンゴールで先制すると、これが決勝点となり、1-0で王者を撃破。最高の形で白星発進を切った。

 鹿島は21日のACL蔚山現代戦(2-0)から先発5人を変更。DF西大伍、MF小笠原満男、MF遠藤康、MF土居聖真、FWペドロ・ジュニオールが18日の富士ゼロックススーパー杯・浦和戦(3-2)以来、公式戦2試合ぶりの先発となった。

 今オフに大型補強を敢行したFC東京はFW大久保嘉人、MF永井謙佑、MF高萩洋次郎、DF太田宏介、GK林彰洋の新戦力5人が先発。システムは4-2-3-1で、高萩はMF橋本拳人とダブルボランチを組み、2列目は右からMF河野広貴、MF東慶悟、永井。大久保が1トップを務めた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から積極的に攻め込んだのはアウェーのFC東京だった。前半4分、右サイドバックのDF室屋成が右足でミドルシュート。同7分にはゴール前のこぼれ球を拾った東がフリーの大久保嘉につなぎ、PA内右の角度のない位置から右足を振り抜いたが、惜しくもゴールとはならなかった。

 その後は徐々にホームの鹿島も押し返していくが、両チームともに決定機をなかなかつくれず、試合は膠着状態が続く。FC東京は敵陣で何度もファウルを誘い、FKのチャンスを獲得するが、得点にはつながらず。前半37分、高萩のミドルシュートもGKクォン・スンテにキャッチされ、前半は互いに見せ場少なく、スコアレスで折り返した。

 後半11分に鹿島ベンチが動く。西に代えてDF三竿雄斗を投入。三竿雄は左サイドバックに入り、DF山本脩斗が右サイドバックに移った。FC東京は後半14分、太田の右CKからゴール前の浮き球を永井がつなぎ、大久保が右足でシュート。至近距離からの決定的な場面だったが、ボールはクロスバーを越え、先制点とはならなかった。

 鹿島も直後の後半14分に決定機。ペドロが土居とワンツーの形でPA内に切れ込み、右足を振り抜いたが、林のビッグセーブに阻まれる。互いにチャンスを生かせず、FC東京は後半19分、河野に代えてMF中島翔哉を投入。中島は左サイドハーフの位置に入り、永井が右に回った。

 鹿島は後半23分から小笠原に代わってMF永木亮太がピッチに入った。互いに選手交代を行い、局面の打開を図るが、ゴールが遠い。鹿島は後半31分、最後の交代カードで遠藤に代えてFW鈴木優磨を投入。鈴木はそのまま右サイドハーフに入った。一方のFC東京は同33分、東に代えてFW前田遼一を投入。前田と大久保嘉の2トップに変更した。

 すると後半37分、ついに均衡が破れる。FC東京は中島が左サイドから中に切れ込み、右足でミドルシュート。目前でワンバウンドしたボールをクォン・スンテが前に弾き、これが三竿雄に当たってそのままゴールマウスに吸い込まれた。痛恨のオウンゴールで先制を許した鹿島。最後の反撃も及ばず、そのまま0-1で敗れ、連覇を目指すシーズンは黒星スタートとなった。

(取材・文 西山紘平)


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