後半開始早々にPKで同点弾を挙げたクリスティアーノは、武富へのお膳立てで3点目を演出。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ開幕戦]鳥栖 1-3 柏/2月25日/ベアスタ

 アウェーの柏が先制されながらも、ふたつのPKで試合をひっくり返し開幕戦を制した。

 明暗が分かれたのは、1-1で迎えた74分のプレーだった。柏は、右サイドでディエゴ・オリヴェイラが粘って起点を作ると、伊東純也が右足でクロスを入れる。このボールを柏の武富孝介、クリスティアーノと鳥栖の藤田優人が競り合う。ボールはクリスティアーノの頭に当たり、枠を外れたが主審はペナルティスポットを指し示した。藤田が武富を倒したとして柏にPKが与えられた。

 競り合いの流れで藤田が武富に乗りかかるような体勢になってしまったのは事実だが、鳥栖にとっては厳しい判定となってしまった。柏は、これをD・オリヴェイラが決めて逆転に成功。さらに、78分にはクリスティアーノの絶妙なクロスに、武富が頭で合わせてダメ押しの3点目。結局、柏が3-1で開幕戦を制した。

 この結果に納得がいかないホームサポーターは、試合後に審判団が立ち去ろうとすると、大きなブーイングで怒りを露わに。また、試合後のフラッシュインタビューでは、鳥栖のフィッカデンティ監督も「まったく納得のいかないエピソードがあった。PKの場面です。グラウンドレベルで見る限りまったく受け入れらない判断」と不満を述べた。

 しかし、最後には「決して気持ちよくではないが、これもサッカーだと思い受け入れていきたい」と、やり場のない怒りを収めようとしていた。