「メンタツ」は使えるか?

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就職活動に関しては、さまざまな書籍が出ています。毎年、最新年度版が発行されているベストセラーシリーズもあります。その一つが中谷彰宏による『面接の達人』シリーズ(ダイヤモンド社)でしょう。「メンタツ」の略称でも知られています。この本は使えるという人もいれば、内容がほとんど変わっていないので使えないという人もいます。果たしてどちらなのでしょうか?

使える理由

本書の使える部分を考えてみましょう。「メンタツ」には就職活動のイロハがていねいに記されています。面接だけではなく、その前の自己分析や、エントリーシート対策、さらにOBOG訪問などのNG集などが記されています。大学生は、社会性があるようでいて、仲間だけの常識にとらわれている場合も多くあります。「あなたの常識は間違っている」といったことに気づかせてくれるのが「メンタツ」でしょう。就職活動をはじめるにあたって、そのスタートラインに立つための最低限の常識を知ることができるのが本書なのです。

マニュアルを超えるために

「メンタツ」は、80年代から90年代にかけて数多く出版されたマニュアルブームのひとつに数えられる書籍でしょう。恋愛マニュアルやゲームマニュアル、あるいは受験マニュアルとしての参考書など、多くのマニュアル本が作られました。その中で、就職活動の面接のパターンなどを分析し「これを言えば受かる」「これを言ったら落ちる」といった傾向と対策を分析した本です。「メンタツ」は就職活動生だけでなく、採用側にも知られすぎています。本と同じことを言ってしまっては意味がないのでは? と思うかもしれません。ですが「メンタツ」に書いてあるのは、いわば絶対にしてはいけないこと、常識はずれな行動や発言です。これさえ守っていれば、落とされることはないという最低限のルールを記したシリーズ本だと言えるでしょう。