Doctors Me(ドクターズミー)- マラソン前に飲むと危険な3つの薬…知らないと怖いランナー注意事項

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2017年2月26日(日)は都内で東京マラソンが開催されます。この日の為にコンディションを整えている方ももしかしたらいるのでは。

しかし、マラソンは体に大きな負担をかけますし、直前に服用すると市販薬も危険な場合もあります。

そこで今回はマラソン前に服用すると危険な薬や、マラソンで起こりやすいケガや症状、ケガを防ぐケア方法などを医師に解説してもらいました。

目次


マラソン前に服用すると危険な3つの薬


1. 非ステロイド性抗炎症薬


■ 薬の概要
頭痛や生理痛の薬として薬局に置かれている薬で、痛み止めが主な作用です。

■ 危険な理由
マラソン中に痛みがわかりにくくなることから、どこかをケガしても気づかずに走り続けてしまい、症状を悪化させてしまう危険性があります。

■ 懸念される症状
・消化性潰瘍 
・胃の不快感

2. カルシウム拮抗薬


■ 薬の概要
主には高血圧の薬で、心臓に働きかけ心拍数を低下させる働きもあり、頭痛を予防する薬として服用する場合もあります。

■ 危険な理由
心拍数を低下させ、また、血圧の低下からめまいやふらつきが起こる場合があります。

■ 懸念される症状
・低血圧
・頭痛
   

3. フロセミド


■ 薬の概要
代表的な利尿薬で、むくみ、心不全などの治療に使われますが、薬剤性難聴の原因となる場合もあります。

■ 危険な理由
強い利尿作用があるので、脱水をきたして危険な状態になる可能性があります。

■ 懸念される症状
・低血圧
・喉の渇き
・めまい

マラソン前に服用しても良い薬、栄養素


ビタミンA、B群、Cなどのビタミン剤


健康な体を構成するためにビタミンは必要不可欠なので、運動前にビタミン剤を服用するといったことも一つの手であると考えられます。

■ ビタミンAの役割
・粘膜や皮膚の健康維持
・抗酸化作用
・視力強化

■ビタミンB群の役割
・糖質の代謝
・疲労回復
・脳の活性化
・赤血球の形成
・脳や神経系の活動サポートなど

■ ビタミンCの役割
・免疫力の向上
・コラーゲン合成
・抗酸化作用
・抗ストレスホルモンの合成など

ミネラル


ミネラルは、体を構成したり、体の機能を保ったり調節する働きがあるなど、重要な役割を担っています。

マラソンで汗をかくと、多量のミネラルが失われがちであるので、スポーツ飲料などで水分補給をするなどしましょう。

アミノ酸


代謝や、疲労回復などの働きがある肝臓を活発にする役割があるアミノ酸は、運動前に摂取しておいても問題ありません。

マラソン中に起こしやすいケガや症状


脱水


脱水によりめまい、けいれんなどを起こします。
また、ひどくなると意識障害に至る可能性があります。

横紋筋融解症


筋肉を激しく酷使することで筋肉が破壊され、筋肉の成分が血液に漏出し腎障害などをおこすケースがあります。

腸脛靭帯炎


腸脛靭帯という大腿の外側を覆っている靭帯です。
腸脛靭帯が炎症を起こすと、膝の外側の痛みなどが発生します。

足底腱膜炎


かかとから足指を覆っている腱膜の炎症で、足裏のかかと部分に痛みがでます。

マラソンの際に行うべきケガを防ぐケア


マラソン前


白米などのエネルギーのもとになる炭水化物を摂ると良いですが、食べ過ぎは胃に負担がかかるので注意しましょう。
またウォームアップやストレッチなどで筋肉を温めておくとよいです。

マラソン中


脱水症状を防ぐため、水やスポーツドリンクで給水をしっかりとしてください。

マラソン後


クールダウンやストレッチをしっかりと行ってください。特にストレッチは大腿前部、後部、股関節、ふくらはぎ、足底部などの部位を念入りに行うようにしましょう。

マラソン直後の入浴がNGな理由


マラソン後は脱水を起こしている状態で、ここで入浴してしまうと発汗で更に脱水状態が悪化してしまいます。

また、入浴による血管の拡張で、脳血流などが低下してしまい、意識がなくなるなどの事態に至る可能性があります。

マラソンを控えた方が良いタイプ


腎臓、心臓の疾患がある


マラソンでは心臓、腎臓に負担がかかるため、この部位に持病がある方は難しいです。

腰痛、関節痛がする


マラソンでは、腰、ひざ、足首など色々なところに負荷がかかるため、腰痛、感染痛がする場合は控えましょう。

病み上がり


体調が回復しきっていない、病み上がりの状態で走ると脱水などになりやすくなります。

最後に医師から一言


マラソンに挑戦すること、またそのためのトレーニングをすることは体力増進にとてもよいことです。

ケガや体調に気を付けて楽しみたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)