はとバスとツアー企画をおこなった仮面女子(撮影=桂 伸也)

 仮面女子が24日、政府と経済界が企業に対して従業員が午後3時をめどに退社できるよう呼びかけるキャンペーン活動「プレミアムフライデー」に準じた企画として、定期観光バス「はとバス」とのコラボレーションにより、メンバーが「はとバス」に乗車し、東京の街をドライブする企画をおこなった。

 この日のチケット72枚は完売、バスは定刻に仮面女子のメンバーと観客を乗せて出発。仮面女子のホームグラウンドである仮面女子CAFEには、渋滞の影響もあって予定の到着時刻から15分遅れた午後6時過ぎに到着。満足そうな表情を見せる観衆を、メンバーがハイタッチで劇場に迎えた。

 アイドルとバスに乗るという企画は観客にとって、近い距離でコミュニケーションがおこなえる貴重な試みだが、一方で、昨今のアイドルとファンとのトラブルを鑑みて懸念する声もある。

 小金井女子大生刺傷事件の公判がおこなわれていることからも、この問題に関し世の関心も高まっており、はとバス内での距離の近さに関して、桜雪はこれまで仮面女子に対して殺害予告が何度かおこなわれていることからも、警戒を強めていく必要はあり、実際に常にスタッフを中心に常に警戒を続けていることを明かした。

 その一方で「地下アイドルの醍醐味である“距離の近さ”というのをやめるというのは、すごく私たちにとっても悲しい。だからなるべくファンとこんな感じの近い距離で楽しんで、仲良くなっていくという絆は無くさないでいきたいと思います」とファンの良心を信じていきたいという意向を言葉に表していた。

 先日自身のブログにて殺害予告を受けた神谷えりなは、自身のことと照らし合わせ、「参加してくださる方で、そういうことをする人はいないと思いましたので、今回はそういうことも頭によぎることなく楽しい時間になりました」とあまり不安を感じなかった様子を語った。

 対して、殺人予告後の現在の心境に関し、現在はある程度落ち着いてはいるものの「やっぱり犯人が特定できていない状態で、警察の方でも捜査を続けていただいている状況。正直一人になると怖くなったり、不安を考えてしまったりすることがあります。でもメンバーもファンの方も励ましの声を掛けていただいてもいますので」と若干の懸念を残しつつも、周囲に支えられて平静を取り戻しつつある様子を明かしている。

 なお、今回のはとバスツアーに関しては、劇場の入場やバス乗車前にボディチェックを入念におこない、座席の並びを考慮した上でボディガードを同乗させ、安全を配慮し実施されたという。(取材=桂 伸也)