24日、華字紙・中文導報にこのほど、「日本人より日本人らしい」と題した記事が掲載された。

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2017年2月24日、華字紙・中文導報にこのほど、「日本人より日本人らしい」と題した記事が掲載された。以下はその内容。

日本に来て仕事に励み、知り合った人々とは誠実を持って接するうちに、「日本人よりも日本人らしい」という言葉で褒められることがしばしばあった。他の中国人にも同じような言葉で褒められた人がいたが、こうした褒め方の背景には「日本人は勤勉かつ礼儀をわきまえ、謙虚で責任感もあるが、外国人はそうではない」という論理があると感じた。

問題は、こうした論理が本当に成立するものなのか、ということだ。日本人の多くはたしかにさまざまな長所を持っているが、それでも日本人=美徳とは言えないはず。大勢の中国人は実物の日本人と会い、仕事や学業でよく知るようになると、想像とは大分違うことに気づく。「日本人は勤勉で、電車でも読書をする」と聞いたが、実際に見ているのは携帯電話。「礼儀正しく、つつましやかだ」と聞いたが、電車の優先席に真っ先に座るのは子どもで、その横に高齢者が立っているのも珍しくない。

北京のバスでは、高齢者が乗車すると乗務員が席を譲るようにアナウンスするが、その方がよほど人情味があると感じる。日本人は敬業精神にあふれると聞いていたが、仕事を先延ばししたりすることも日常茶飯事。それでは美徳を持つ外国人はいないのかというと、そのようなことはなく、外国人であっても美徳にあふれる人は大勢いる。

「日本人よりも日本人らしい」というのは、表面的には外国人を褒めているように聞こえるが、いろいろと考えさせられるものがあり、なかなか褒め言葉だとは思えなくなる。(翻訳・編集/岡田)