傘下企業のもと複数の居酒屋・レストランを展開している株式会社コロワイドの社内報の、蔵人金男会長による「挨拶」というコラムの画像が『Twitter』にアップ。『牛角』や『しゃぶしゃぶ温野菜』『土間土間』などを展開し、2012年に子会社化したレインズインターナショナルの社員に向けて、「未だに挨拶の出来ない馬鹿が多すぎる」と指弾。「生殺与奪の権は、私が握っている」と述べるなど、激烈というべき表現に注目が集まりました。

このコラムに対しては、「挨拶ができない人はたしかに多い」といった声もありましたが、「言い方や書き方がキツすぎる」「こんな文が残ることを周りが止めなかったのか」という社内の体制に疑問符をつける意見などが集まりました。とりわけ「個人的に張り倒した輩は何人もいる」というくだりには「アウトだろう」という複数の声が。また、最後の「昼飯時間は、11:30〜13:00迄に済ますこと」という締めについて「ツンデレか」「ホワイト企業なの?」といった声も寄せられていました。

意図せずネットで話題になることになったためか、コロワイドは2017年2月24日夜に『「現在SNS等において弊社社内報の一部が拡散されております件」について』と題したプレスリリースを発表。社内報の全文を掲載すると共に、「弊社会長の独特の言い回しで書かれておりますことから、今回はその本来の意図が伝わらず、お騒がせする事態となりましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。

この『商魂』という蔵人会長のコラムは、ネットで広まった「挨拶」のほかに「蚕だけが、絹を吐く」「会議」「競争」「鬼の存在」という章になっており、「ボケーッと一生を終える奴もいれば、会社に何がしの貢献をする者もいる」「新聞を読まない輩は、人の話を聞いていない馬鹿野郎。会議が長い。こういう自己中馬鹿は、言っても治らないので、転職を勧める」「お馬鹿と利口を分けること、これが格差社会」といった刺激的なフレーズが随所に見られる内容となっています。

コラムが全文アップされたことでも、全体のイメージが変わることはなかった模様で、「別に謝らなくてもよかったのでは」といった声や「さらに炎上しそう」という見方も。また、『しゃぶしゃぶ温野菜』が2015年9月にアルバイトへの残業代の未払いやパワハラがあったことを例に出し、「ブラック生み出す会社は違う」と皮肉る意見も見られました。

※画像はプレスリリースより
http://www.colowide.co.jp/datafile_new/pr_news_pdf_file_148793383651.pdf [リンク]