東京大学、大和証券グループ本社と大和総研は24日、近未来社会に想定される金融ビジネスの諸課題を解決する手法及びそのためのフィンテックの有効な活用を共同で研究するため、4月に「大和証券グループ・東京大学 未来金融フォーラム」を発足させると発表した。

 同フォーラムでは、大和証券グループの金融ビジネスに携わる実務者と東京大学の研究者とが共同研究を行い、近未来社会における社会的課題と金融ビジネスとに共通するテーマを特定し、その解決手法の確立を目指して、現状の把握、研究すべき問題点や研究課題の整理を行っていく。

 大和証券グループは、2020年に向けた経営ビジョンとして「日本及びアジアの資本市場の発展をリードし、ユーザーに最も選ばれる総合証券グループ」となることを掲げている。また、東京大学は、これまで社会が直面する諸課題を解決するため、研究成果を社会実装につなげることを目指してきた。未来金融フォーラムでは、テーマに応じ、大学院経済学研究科を始め、文理の複数部局からの研究者が参画することを見込んでいる。

 大和証券グループは、これまで長年にわたり東京大学における研究、教育への支援及び研究成果の社会実装を実現するため連携をしてきた。2016年8月には、「東京大学本郷テックガレージ(大和証券グループ寄附プロジェクト)」も設置している。こうした実績を踏まえ、両機関にて産学連携を開始。この試みは、東京大学が組織対組織の連携として展開している産学協創に向けた試みとして位置付けられるもので、未来金融フォーラムの成果を総括し、研究テーマを絞り込み、社会課題の解決手法確立のため、集中的な共同研究へと発展させていくことを目指す。