超豪華…オーロラが利用する“ゴールドクラス”の客室(下)

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 映画『X-MEN』シリーズのジェニファー・ローレンスと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラットが初共演したSFロマンス『パッセンジャー』で、主人公の2人が乗る近未来における豪華宇宙船の客室にも格差があることが明らかになった。

 近未来、人類史上かつてない移住計画のため、冬眠装置で眠る5,000人を乗せ地球を後にした豪華宇宙船アヴァロン号が舞台の本作。機械エンジニアのジム(クリス)と売れっ子作家のオーロラ(ジェニファー)だけが、予定より90年も早く目覚めてしまう。地球では出会うことのなかったはずの2人が、偶然同じ豪華宇宙船に乗り合わせたことで、身分の違いを超えてお互いを愛するようになり、絶望的な状況を打破しようと模索する……。

 豪華客船の格差恋愛というと、全世界歴代興行収入2位の記録を誇る大ヒット作『タイタニック』(1997)が有名だが、その主人公であるジャックとローズの格差がタイタニック号の設備にも表れていたように、本作でもジムとオーロラの格差が客室に反映されているという。

 数々の大作映画に携わり、『インセプション』でのアカデミー賞美術賞ノミネートに続き、本作でも第89回アカデミー賞美術賞にノミネートされている美術監督のガイ・ヘンドリックス・ディアスは、自らがデザインしたオーロラの客室について「ゴールドクラス(=ファーストクラス)は、暖かみのあるゴールドと琥珀色が特徴的なハイソな部屋で、貝殻や流木など地球のものを模した工芸品が置かれ、宇宙にいながら、それまで住んでいた地球を彷彿させる作りにしたんだ」と説明。一方でジムの部屋に関しては「下層のロワーデッキ(=エコノミークラス)にある部屋で、狭くて暗いスペースに、ゴム製のマット、窮屈なバスルームと折り畳み式のベッドが一つ。とても質素な作りなんだよ」と2人のクラス間の違いを際立たせたことを明かした。

 アカデミー賞にノミネートされているとあって、2人の格差を示す客室ごとのデザインの違いのみならず、船内全体の前衛的かつスタイリッシュなデザインにも注目したい作品になっている。ジムを演じたクリスは、「目的地に到着する3、4か月前に冬眠から目覚め、パーティーをしたり、プールで泳いだり、スロットマシンに大金を費やしたり、ショッピングまでできるんだ」と宇宙船内の豪華さを指摘。オーロラを演じたジェニファーも「何もかもが美しくて興味をそそられるものばかり。映画の舞台としては今までにないわ」と絶賛しきりだった。(編集部・石神恵美子)

映画『パッセンジャー』は3月3日より全国公開