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結成後30年以上に渡って生み出されてきた、想像を絶するX JAPAN の“熱狂”と“狂乱”の歴史。世界への挑戦、脱退、解散、HIDEとTAIJIの死、Toshlの洗脳……。

バンドを襲ったあまりにドラマチックな悲劇の連鎖。数々の挫折を繰り返してもなお、挑戦し続ける彼らの軌跡を描いた映画「WE ARE X」は、2016年アメリカ・サンダンス映画祭で最優秀編集賞を受賞、SXSW(サウスバイサウスウェスト)映画祭でもデザイン部門観客賞を受賞するなど、これまですでに世界20以上の映画祭にも出品され、世界中のマスコミや評論家からも高い評価を獲得している。

公開までいよいよ1週間に迫った2月24日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、本作「WE ARE X」の完成披露ジャパンプレミアが開催された。

劇場前に用意されたレッドカーペットならぬ紅(くれない)カーペットには、大勢のファン、X JAPANのメンバー全員のほか、豪華ゲストたちが本作の公開を祝福するために集結。六本木を紅に染めあげた。

舞台挨拶では、リーダーのYOSHIKIが本作への想い、そしてX JAPANの壮絶な過去、そしてこれからについてを告白。映画イベントでのメンバー全員の登場、舞台挨拶はX JAPAN史上初ということもあり、本作へのメンバーの熱い思いが伝わってくるジャパンプレミアとなった。

■映画「WE ARE X」完成披露ジャパンプレミア概要

実施日:2月23日(木)

場所:東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

登壇者:

<レッドカーペット>

X JAPAN(YOSHIKI、Toshl、PATA 、HEATH、SUGIZO)、AKB48(渡辺麻友、山本彩、柏木由紀、横山由依、宮脇咲良)、May J.、濱口優(よゐこ)、神田うの、GENKING、下村博文(自由民主党幹事長代行)、甘利明(自由民主党税制調査会副会長前経済再生大臣)、山口裕子(ハローキティーデザイナー)、 コナン君(『名探偵コナン』より)ほか多数

<舞台挨拶>

X JAPAN(YOSHIKI、Toshl、PATA 、HEATH、SUGIZO)

【イベント実施レポート】

■レッドカーペット

公開までいよいよ1週間に迫った2月24日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、映画「WE ARE X」完成披露ジャパンプレミアが開催された。

劇場の正面エントランス大階段には、X JAPANの言わずと知れた名曲「紅」にちなみ、紅色に染まったカーペットが敷かれ、その上には巨大“X”オブジェが登場! さらに会場には大勢のファンが駆け付け、まさにX JAPAN一色に。本作への、そしてX JAPANへの注目度の高さが窺える熱狂的な盛り上がりを見せた。

本作の公開をお祝いするために、様々なジャンルの多くのスペシャルゲストたちが会場に駆けつけた本イベント。初めに登場したのは、春の装いを感じさせるお揃いの白いワンピースに身を包んだ、国民的アイドルAKB48から渡辺麻友、山本彩、柏木由紀、横山由依、宮脇咲良の5名。

現在一線で活躍中のモデルやタレント、アーティストらが続々と登場するなか、音楽界からは、体型のスレンダーさ引き立つタイトな黒いミニドレスに身を包んだ歌手のMay J.、美容界からは、緑を基調とした花柄のセットアップに身を包んだ、SNSでも絶大な人気を誇るタレントのGENKING、お笑い界からはよゐこの濱口優、タレント界からは、紫のエレガントなドレスに身を包んだ、神田うの。また、アニメ界からは、2017年4月15日より公開予定のシリーズ最新作、劇場版「名探偵コナン から紅の恋歌」から、 “紅”繋がりということで、江戸川コナンくんも登場。

さらに、政界からは自由民主党幹事長代行の下村博文、自由民主党税制調査会副会長前経済再生大臣の甘利明、デザイン界からは、ハローキティーデザイナーの山口裕子らも駆けつけ、この記念すべき日を祝福するとともに会場を盛り上げた。

そして最後に登場したのは、X JAPAN! MCより“X JAPAN”登場のアナウンスがされると、会場外から、今回のイベントへの参加に落選してしまったファンからの悲鳴にも似た歓声があがり、YOSHIKI、Toshl、PATA、HEATH、SUGIZOのメンバー全員が登場すると、会場は熱狂の渦へ。サウンドバイツエリアでは、駆け付けたファンに握手やサインをするなど、ファンとのコミュニケーションを楽しんだ。

なお、映画イベントでのメンバー全員の登場は、X JAPAN史上初。本作がX JAPANにとって、あらたな歴史の一歩となった。

登場前には、タイトルにちなみ、「WE ARE!」とファンのひとりが叫ぶと「X!」という掛け声があがり、X ジャンプを繰り返すなど、彼らの登場を今か今か待ちわびるファンの歓声が六本木に響き渡り、改めてX JAPANの人気を見せつけた。

■舞台挨拶

続いて、メンバーが向かったのは本作の試写会舞台挨拶。ファンをが待ち受けるなか、またもや大きな歓声に包まれながら登場し、リーダーのYOSHIKIを中心に、メンバーそれぞれが本作への想いを熱く語った。

YOSHIKI「皆さん、記念すべき<WE ARE X>のプレミアに集まっていただいて、ありがとうございます。本当に感謝しています」

Toshl「僕たちの映画を、やっと皆さんと共にこうして観ることができる時がきて、本当に今、胸がいっぱいでございます。ありがとうございます」

PATA「皆様、誠に来場ありがとうございます! うれしいっす。楽しんで観てください! ありがとうございます!」

HEATH「足をお運びいただき、ありがとうございます。じっくり腰を据えて観てもらえればなと思います」

SUGIZO「皆さん本当にありがとうございます。本当にうれしいです。いつも僕は、客席にいて映画を観ているほうなので、今日はこちら側にいてとても変な気分です。ぜひ楽しんでいってください」

ひと言挨拶のあとは、質疑応答の時間。MCより、本作が作られた経緯や、映画化を決めた決心などを問われたYOSHIKIは「先ほどメンバーと話していたんですけど、なんでこんな映像があるのだろうと。もともと僕らは、結成して、ソニーのときからドキュメンタリーをいつかは作ろうということでカメラがまわっていたんですよね」と説明。

「ただ、その後に壮絶なドラマがあって、それはX JAPANの解散、そしてHIDEの死、Toshlの洗脳、再結成、海外進出、そのなかでまたTAIJIの死。そういったいろいろなことが起こるなかで、とてもじゃないけど振り返れないし、映像を辛くて観られないということで、いつの間にかそういう話はなくなっていたんですよね。X JAPANのラストライブですら観るのが辛いのに、X JAPANの全部を描こうなんて不可能だろうと。ただそういった中で、X JAPANは、まだ進行形である、X JAPANのストーリーというのは、心に痛みをもっている人、または人生に挫折しそうな人たちに勇気を与えられるんじゃないか、人の命を救えるんじゃないかということを言われ、そうであるならば、企画を進めてみようと思ったんです。たまたまその時期が、マディソン・スクエア・ガーデンでの公演と時期が被ったので、この映画の撮影、そして今までの映像を探してみようということで始まりました」と胸中を明かした。

本作について「最初は観るのを5回くらい断った」というToshlは、本作を初めて観たときの状況について「レコーディングだと呼ばれて、スタジオに行ったらそこに映画館が出来ていて、YOSHIKIがどうしても観せるということで、レコーディングではなく、ひとり映画鑑賞会になりました」と話し、また「観終わったあとは、15分から20分くらいまったく言葉が出ない、椅子から動けずに、絶句してしまいました」と振り返った。

YOSHIKIも、Toshlと同様だったようで「僕も初めて観たときは、Toshlと一緒で立ち上がれなかったですし、あれは夢だったんじゃないだろうかと、どこかで現実を消化しきれていないところがあったけど、実際に映像で観るとやはり本当だったと」と明かし、「観るたびに泣いてしまって、8回くらい観たんですけど、観るたびにこういうのがあったんだと発見がある。何回も見ないと消化できないところがある」とコメント。

するとPATAは、しんみりとした雰囲気になった会場を温めようとでもするかのように「じゃあ、皆さんも何回も観に来るように。涙で前が見えないこともあると思います!」とお茶目にフォローし、会場の笑いを誘った。

HEATHは本作の感想を「衝撃的なシーンもあるんですが、なぜX JAPANがここまで大きくなって、たくさんの人を魅了させるバンドなのかというのが、この映画を観ていただけるとわかると思います」とコメント。

SUGIZOが「壮絶なんです。とても壮絶で、偉大な歴史を持つX JAPANのなかで、僕はほんの最近の一部に存在しているんですけど、この歴史を観てしまうと、僕は本当にここにいていいのかと思ってしまう。ここに僕がいて何ができるだろうと考えてしまう」と語ると、YOSHIKIは「SUGIZOがいるから今のX JAPANがあるんです」と感謝を述べた。

この言葉に「まともな神経だとここにいられないんだと思います。HIDEさん、TAIJIさんがいて、そのポジションを担うっていうのは、頭おかしくないとできないんじゃないかと思う」とSUGIZOが返すと、YOSHIKIは「たぶんそうだと思います」と発言し、さらにPATAが「私も頭おかしいです。身体も悪かったです」と話しに乗っかり、そのコンビネーションの良さに、会場からは笑いが起こった。

Toshlはあらためて本作について「とにかく、僕的にもなかなか振り返れない過去があって、本当に長いロングインタビューを1対1で行ったんです。そのなかで自分の消したいところも、監督はどうしてそこを使いたい、それで意味があるんだと言ってくれて。さらけ出すならすべてさらけ出そうということで、この映画にはそういうシーンも多々収まっています。この映画で自分の過去とケジメをつけて、X JAPANとしてHIDEとTAIJIと一緒に、大きな壁をぶち破って行くんだなと。そしてファンの方たちと一緒に分かち合って、運命共同体として、みんなと一緒に気持ちを込めて観たいなと思います」とコメント。

また、YOSHIKIは「決してカッコいいシーンばかりでない。僕も個人的にはToshlと同じくらい入れてほしくないシーンがあったんだけれど、監督に押し切られた。HIDEが亡くなったとき、壊れてしまいまして、もう生きていけない、ミュージシャンもできないということで、ロスでセラピーを受けていたんです。そのときお医者さんに、うんそうだねって頷かれると、そんなのわかるわけないじゃない! と怒って帰ってしまったりしていたんですよ。そういう時期がずっと続いて、結局そのセラピーは途中で断念してしまったんですけど、この映画のインタビューも最初は全然しゃべれなかったんです。上辺のストーリーは喋れるけど、内面まではさらけ出せない、カギはかけたままで、ドアはどうしても開けない。そのときにお医者さんに診てもらっていたときのことをだんだんと思い出して、気づいたら泣きながらしゃべってっていました」と告白した。

続けて「カギを開けて、ドアを開けたんですけど、結局はそのドアというのは、最初は暗い・痛い・悲しい未来に続くドアを開けてしまったと思っていたのが、ただ今考えると、そのドアというのは、実は希望に満ちたドアをだったんだなと、この映画を観て思いました。そして、僕らがこうやって存在しているということは、何年もの間、ずっとこうやって応援してきてくれたファンがいたからこそ、この映画も完成し、こうやってステージに立っていられると思うし、今度イギリスに行きますが、そういった世界でもコンサートができるんだというふうに思っています。本当にファンの皆さんに感謝しています。ありがとうございます」と涙ながらに本作への想い、そしてファンに対する感謝の気持ちを伝えた。

その後のフォトセッション時に、涙でYOSHIKIのメイクが崩れていないか、Toshlが優しく気に掛ける場面があるなど、終始X JAPANの強い絆が感じられた完成披露ジャパンプレミア。最後は集まったファンと一緒に、Xポーズで写真を撮り、ひとりひとりに手を振りながら、大喝采のなか、X JAPANは会場を後にした。

リリース情報



2017.03.03 ON SALE

ALBUM『WE ARE X』オリジナル・サウンドトラック

映画情報



「WE ARE X」

3月3日(金)日本公開

監督:スティーヴン・キジャック

上映時間:96分/アメリカ映画

(C)2016 PASSION PICTURES LTD.

イベント情報



『X JAPAN LIVE 2017 at the WEMBLEY Arena in LONDON』ライブビューイング

03/05(日)19:00上映開始

※本ライブビューイングはディレイ中継にて実施します

ライブビューイングの詳細はこちら

http://www.toho.co.jp/theater/ve/xjapan_lv/

ニコニコチャンネル「YOSHIKI CHANNEL」

http://ch.nicovideo.jp/yoshikiofficial

ニコニコチャンネル「Toshl  CRYSTAL ROCK CHANNEL」

http://ch.nicovideo.jp/toshl

「WE ARE X」映画公式サイト

http://www.wearexfilm.jp/

X JAPAN OFFICIAL WEBSITE

http://www.xjapanmusic.com/