【仙台vs札幌プレビュー】新システム「3-4-3」で攻撃的な仙台へ…5年ぶりJ1の札幌と激突

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■ベガルタ仙台 新戦力に負傷が相次ぐ中、大卒ルーキー・永戸が好アピール

2年ぶりにホームで開幕戦を迎える仙台が、今季J1に昇格した札幌と対戦する。昨シーズンはホームゲームで7勝10敗と負け越してしまったために、2017年こそホームで強い姿をサポーターに見せたい。

 仙台は前年からのパワーアップを図る上で、システムを従来の4-4-2から3-4-3に変えた。これにより、攻撃にかける人数を増やしやすくなる。札幌は守備重視の戦い方ができるチームということで、引いた相手を崩す力が仙台についたかどうかが問われる一戦となりそうだ。

 その上での不安材料が、攻撃を強化するための新戦力が負傷したことだ。平山相太とクリスランというセンターフォワードがキャンプ序盤の負傷により、開幕戦の先発は厳しい状況。また、左サイドでも、練習試合でゴールなどの結果を出していた中野嘉大が、18日に非公開で行われた練習試合で大けがを負ってしまったという。

 だが他の新戦力がフィットし、既存戦力も新システムで練習試合を重ね、手応えを得ている。新戦力では、石原直樹が練習試合でセンターに入って、ゴールという結果を出した。また、中野が欠場したとしても、攻撃参加が得意な永戸勝也がルーキーながらキャンプでアピールをしており、先発に抜擢されても不思議ではない。これまでの戦力も、平岡康裕や大岩一貴が、3バックのどのポジションでも出場できるように戦術理解が進んでいる。新しいシステムで、仙台は開幕戦から結果を出したいところだ。(totoONE編集部)

■コンサドーレ札幌 昨季をベースに即戦力を補強、生命線はブラジル人アタッカー

 5シーズンぶりのJ1の舞台。その初戦とあってチームのモチベーションは非常に高い。オフには複数の即戦力を獲得してはいるものの、基本的なメンバーや戦い方は昨年のものをベースとしており、継続性が見て取れる。戦術面もよりブラッシュアップしてトップリーグに挑めそうだ。目標であるJ1残留を達成するために、スタートダッシュはある意味で必須とも言えるはず。アウェイゲームであることを踏まえ、最低でも勝ち点1を得てポジティブな滑り出しといきたい。

 ただし、開幕前の練習試合は大学生相手の引き分けも含め、トータルでは負け越してしまっている。言うまでもなくテストの場であるため過度に悲観的になる必要はないが、6戦未勝利のまま開幕を迎えるのは、若干気になるところだ。

 そして毎年のことではあるが、日程面のハードルも見逃せない。地元・札幌市内はまだ積雪があるため、チームは開幕後も熊本県でキャンプを張る予定。そのため、この開幕戦もキャンプ地から赴く形となり、肉体的にも精神的にも難しいシチュエーションでの戦いを強いられる。ディビジョンこそ違うものの、昨季開幕戦もキャンプ地から乗り込み、良いところなく東京ヴェルディに敗れてしまっている。今季はそれを払拭できるか否か、興味深いところだ。

 大型補強は敢行していないため、生命線となり得るのが昨季から在籍しているブラジル人アタッカーたち。その実力はすでにJ2で証明しているものの、J1のゲームテンポにどれだけ早くフィットするかは未知数。身長195センチの大型韓国人GKク・ソンユンもJ1相手にどこまで守り抜けるのか、力が試される場面だ。

 いずれにせよ、フタを開けてみなければ分からないのが昇格組の初戦。特にオフェンス陣は選手層がグッと厚くなり、誰がレギュラーか断定し難いほどに競争が激しくなっている。昨季もチームの土台となっていた競争原理をより高め、良い形でスタートを切りたい。(totoONE編集部)