市立浦和から一般受験で筑波大に進学した戸島は、多彩なテクニックを持つ今季注目のMFだ。写真:竹中玲央奈

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 2月17日から19日の3日間に渡って、各地域の大学選抜が集まって行なわれるデンソーチャレンジカップが行なわれた。今夏のユニバーシアードに臨む全日本選抜を関東選抜Aが倒すという“下克上”で幕を閉じた今大会で、輝きを放った15選手を紹介したい。

 
※( )内は現所属と前所属 
GK
長谷川洸(日本体育大3年/東京Vユース)
絶妙な間合いの詰めで防ぎ切る1対1のセービング力に加え、終始途切れない声で味方を動かすコーチングで存在感を発揮。安定感あるプレーを見せ、デンソーチャレンジカップのベストイレブンにも選出された。(関東選抜A)
 
DF
菊池流帆(大阪体育大3年/青森山田)
大阪体育大の坂本康博前監督が「藤春(ガンバ大阪)以来の代表を狙える存在」と太鼓判を押した長身CBで、空中戦を武器とする。1対1の際に発する雄叫びは一見の価値あり。(関西選抜)
 
DF
小池裕太(流通経済大2年/新潟ユース)
昨年、鹿島アントラーズの特別指定選手として公式戦出場も果たした攻撃的左サイドバック。攻撃時に発揮されるパワーある前への推進力と強烈な左足は大学レベルでは頭一つ抜けている。(全日本大学選抜)
 
DF
岩武克弥(明治大2年/大分U-18)
大分U-18時代には2種登録でJ2に10試合出場した経験を持つ右サイドバック。トップ昇格を断って明治大に進学し、室屋成の後継者として定位置を確保。高い攻撃力を持ち、鋭いクロスでチャンスを演出する。(全日本大学選抜)
 
DF
坂 圭佑(順天堂大3年/四日市中央工)
優勝した関東選抜Aの主将は、小柄ながらもサッカーセンスに溢れたDFだ。スペースを埋める技術に長け、一撃必殺のフィードで攻撃の起点となる。この安定感の高さは必見。
(関東選抜A)
 
MF
戸嶋祥郎(筑波大3年/市立浦和)
かつての“風間イズム”を彷彿させる技術の持ち主。攻撃の潤滑油となるだけでなく、フィニッシュにも絡める力を持ち、デンソーチャレンジカップで2得点を記録。筑波大には一般受験で進学した。(関東B・北信越選抜)
 
MF
守田英正(流通経済大3年/金光大阪)
絶妙な身体の使い方から見せるキープ力は圧巻。複数人に囲まれても簡単には取られない。最優秀選手にも輝いた今大会、大きな躍進を遂げた選手のひとりである。(関東選抜A)
 
MF
西澤健太(筑波大2年/清水ユース)
関東選抜Aを優勝に導く絶妙なCKを放った10番は、右足の精度に自信を持つプレースキッカーで、90分間質の高いボールを配球する。この冬、ユース年代まで所属していた清水のキャンプに参加した。同期は北川航也。(関東選抜A)

【PHOTO】2017大学サッカーの注目株
MF
重廣卓也(阪南大3年/広島皆実)
遠い間合いからでも“伸びてくる”足で相手の攻撃を断ち切り、機を見てボックス内に侵入して攻撃に厚みをもたらす。攻守に渡って存在感を出せるボランチで、全日本選抜では主将を務めている。(関西選抜)
 
MF
渡邉柊斗(東海学園大学2年/東海学園)
成績は振るわなかった東海選抜において存在感を示したレフティ。小柄ながらも精度の高いキックから成す展開力でチームの攻撃を牽引した。東海地方で最もJクラブのスカウトが注目する選手のひとりである。(東海選抜)
 
MF
山本悠樹(関西学院大1年/草津東)
独特なリズムで敵陣に侵入し、前を向いた時により怖さを発揮する。「ゴール前で前を向いた時に脅威であること」を身上とし、正確無比なシュートでネットを揺らす。関西学院大の未来を担う若きエースだ。(関西選抜)
 
MF
鈴木徳真(筑波大2年/前橋育英)
前橋育英高時代、U-17ワールドカップと全国高校サッカー選手権での活躍で、その名を轟かせたボランチは大学サッカーでも躍動中だ。最優秀選手に輝いた守田英正とともに関東選抜Aの中盤に君臨し、攻守に渡る的確な状況判断力でチームに安定感を与えた。(関東選抜A)
 
FW
渡邉新太(流通経済大3年/新潟ユース)
決勝は得点を決められなかったが、3試合で3ゴール・1アシストと大活躍。圧倒的な前への推進力と強烈なシュート、ゴールまでのポジション取りの上手さなどが光る生粋のアタッカー。(関東選抜A)
 
FW
ジャーメイン良(流通経済大3年/流経大柏)
高い位置で時間を作って味方の攻撃に厚みを加えることも、裏に抜け出してフィニッシュに絡むこともできるレフティ。手足の長さから生み出される間合いと懐の深さは、唯一無二の武器だ。(全日本大学選抜)
 
FW
旗手怜央(順天堂大1年/静岡学園)
技巧派を生むことで名高い静岡学園の中でも、力強さが備わるストライカー。パンチ力のあるシュートと高い決定力が持ち味で、準決勝の関東B・北信越選抜戦ではハットトリックを記録した。将来的に争奪戦必至の逸材で、今夏のU-20ワールドカップの隠し玉である。(全日本大学選抜)

取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)