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ベルギーの北部を統治するフランダース地方政府は2月 21日(欧州時間)、同地方の科学技術振興戦略に基づき、独立系半導体ナノテク研究機関imecへ今後5年間、1年あたり1億800万ユーロの補助金を支給すると発表した。

同政府はその目的をフランダース地方の科学技術を振興する研究ハブのパイオニア的役割を強化するためとしている。これまでのimecへのフランダース政府の補助金は年間5000万ユーロ弱であったことを考えると、2017年からは実に2倍以上へと増額されることとなる。

この補助金増額の要因の1つとしては、imecが2016年にフランダースのソフトウェアとICTの研究機関iMindsを吸収合併し、社員(ほとんどが研究員で協業企業・大学からの出向研究者を含む)を3500名にまで増やしたことがあげられる。また、フランダース地方の5大学でも分散研究を行っており、研究成果にも基づき、オランダASMLや日本のJSRはじめ多くの企業が同地方に投資し、6000名を超える雇用を創出している点も評価されたようだ。

imecは、今回の増額分を最先端半導体研究やデジタル技術の開発、その応用分野であるスマートヘルス、スマートシティ、スマートモビリティ、持続可能な社会に向けたエネルギー技術、そしてインダストリー4.0で世界的な地位を固める長期にわたる戦略的研究に投資するとしている。

なお、imecの社長兼CEOであるLuv Van den hove氏は、「私たちはフランダース政府からの財政的援助に感謝している。これにより、戦略的研究を長期にわたり推進し、私たちのハード・ソフト両面の研究成果を製品やサービスに適用しようというフランダースのみならず世界中の企業をさらに支援することが可能になる」と述べている。

(服部毅)