ローズ役のアリソン・ウィリアムズ

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 全米話題のホラー映画『ゲット・アウト(原題) / Get Out』について、主演のダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ、ジョーダン・ピール監督が、2月21日(現地時間)AOL開催のイベントで語った。

 アフリカ系アメリカ人のクリス(ダニエル)は、白人のローズ(アリソン)と交際していた。ある日、ローズの実家を訪れるものの、その町は圧倒的に白人が多い場所だった。のちにクリスは、黒人だけが行方不明になるという不可解な出来事を知り……。人気コメディアンであるジョーダン・ピールが、ホラー映画のメガホンを取ったことで話題になった。

 ホラーだけでなく、コメディーの要素も織り交ぜた今作の挑戦についてピール監督は「プロデューサーやスタジオからの信頼がなければ叶わなかった。制作会社が土台(製作資金など)をサポートしてくれたけど、このジャンル(ホラーとコメディー)はかなりのリスクを背負っていた。もし道を誤っていたら、失敗作になっていたからね」と答えた。

 テレビドラマ「GIRLS/ガールズ」で知られるアリソンは、今作の出演について「リスクを背負っているということ自体が、この作品の愛すべき要素で、出演する動機にもなったわ。わたしは長い間、『GIRLS/ガールズ』に出演してきた。その時の成功があって(無理に作品を選ばず)自分が正しいと思える作品が出るまで待つことができたの。でも、演じていて達成感を得られて、上映後に観客が感想を言い合うような、価値のある作品でなければいけないという概念は、(こだわり過ぎていると思われて)かなり危険でもあった。ただ今作は、それほど悩むことなく出演を決めたの」と経緯を説明した。

 脚本も務めたピール監督は「自分の頭の中で、ある程度(ストーリー構成の)ルールやビジョンを持っていたので、些細な変更はあった」と撮影中に脚本を変更したことを明かすと、ダニエルは「カメラを回す前に、そういう即興的なアイデアを植えつけられて演じるのは、エキサイティングだったよ」と振り返った。(取材・文:細木信宏/Nobuhiro Hosoki)