24日午前10時ごろ、韓国・ソウル市庁舎の1階ロビーで開催中のイベントで朴元淳ソウル市長が祝辞を述べているところに、刃物を持った男性が乱入し自らの体を傷つける騒動があった。写真はソウル市庁舎。

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2017年2月24日午前10時ごろ、韓国・ソウル市庁舎の1階ロビーで開催中のイベントで朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が祝辞を述べているところに、刃物を持った男性が乱入し自らの体を傷つける騒動があった。韓国・聯合ニュースなどが伝えた。

目撃者などの話によると、60〜70代とみられる男性は朴市長の祝辞の終盤、スタンドマイクの前に立つ市長から1メートルほどの位置まで近づき刃物を取り出すと、「おまえが市長か」「おれは死ななきゃならないんだ」などと叫び、左脇腹を刺しその場に倒れた。男性は通報を受け駆け付けた警察に引き渡された後、救急隊により近くのソウル大病院に運ばれ治療を受けている。

現場では当時、日本統治下における朝鮮の独立運動を世界に知らしめた人物として韓国で知られるカナダ人、フランク・ウィリアム・スコフィールド博士(1889〜1970)の業績をたたえる展示会の開幕式が行われていた。式には朴市長のほか駐韓カナダ大使やスコフィールド博士記念事業の関係者、市民など200人余りが参加していた。

事件は速報で伝えられ、韓国のネットユーザーからは「危ないところだった」「市長さんも気を付けないとね」「これはもう内乱罪レベルじゃないか?」「おかしくなるにしても、ほどほどにしてくれ」「テロ犯を絶対に許してはいけない」などのコメントが寄せられている。

また、男性の行動の理由は明らかになっていないものの、「大統領府の指示で、お金を受け取ってやったと思う」「パクサモ(朴槿恵〈パク・クネ〉大統領を愛する会)のメンバーだろう。手口で分かる」「朴槿恵は後ろで笑ってるだろうな」「こういう人間こそが本当の従北(親北朝鮮)勢力だ」など、背景に憶測をめぐらすコメントも多数寄せられた。(翻訳・編集/吉金)