株式会社 アイ・グリッド・ソリューションズ / 株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ

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Q.なぜ、エネルギー・マネジメントの仕事に?

企業の体力増強に真面目に役立ちたい

私は、当社の創立メンバーの一人です。様々な職種の人間が「真に企業に役立つ仕事」がしたいと集まって作った会社で、事業テーマは「企業の足腰を強くして、体力を増強させる」。具体的には、企業活動の中のあらゆる無駄なコストを省いて利益を確保することを提案、実施していました。

その一つが「省エネ」です。お客さまに儲けていただくことが第一で、決して嘘はつかないことをモットーに営業活動をしていたのですが、最初の頃は「省エネ」だけはダメでした。当時は節電コンサル=「目に見えないもので稼ぐ、いかがわしいもの」といった最悪イメージの時代でした。

その中で出会ったのが「電力の見える化」です。使用電力は30分毎の波形となって確認できるので嘘は通用しない、自分の指導の真価が目の前でカタチとなります。「イケル!!」と思いました。これでお客さまに納得いただける!成功する省エネ活動で一番重要なのは、電力見える化→現状調査→事業所ごとの省エネプラン作成→責任者研修→現場指導→監視システムによる遠隔操作・指導というステップを正しく実行することです。これで確実に結果が出ます。

おかげさまで、これまで多くのお客様の省エネで成果を出すことが出来ました。今では誰にも後ろ指をさされない真っ当な仕事として、「見えタロー」は創業の志を正々堂々と貫ける私の天職になりました。

Q.省エネが当たり前の時代にニーズはあるのですか?

省エネは、プロに任せた方が得策

今時の企業には本部(本社)指導による省エネマニュアルや研修があります。私がお話を聞くと、皆さん「やっている」「やり尽くしている」とおっしゃいます。しかし、そこには落とし穴があるんです。マニュアルを作り、やっている感だけで満足して現場に緻密に落とし込まれていない、従業員負荷ばかりを気にして指導ができない、職場の人間関係に気を遣う、様々な部署の意向を無視できない、指導を聞いてくれない、実行してくれない、続かない、嫌われたくない…。担当社員の皆さんの悩みは尽きず、結果が出にくいのが実情です。

私にとってはこれが「オシイ!モッタイナイ!」なんです。そこには、第三者やプロでなければ見えない現場のムダ、省エネ行動の壁となる本部・現場責任者・現場従業員の姿勢や考え方のバラバラ感、モチベーションの希薄さがあります。

「無駄を省き、利益を確保する」という本来の目的を遂行するためには「見えタロー」は最も有効な手段だと思います。外部の専門家による指導だから聞く耳を持ち、事業所ごとの省エネ教育メソッドだから結果を出せる。職場環境を悪化させず、従業員負荷も最少、本業のお客さまに対してもサービスの低下を招かない、しかも必ず結果を出せることが「見えタロー」の価値なのです。

Q3.自動化の時代に「見えタロー」は真逆では?

全ては人の意志と行動。「省エネ」は切り口

たしかに世の中の流れは「自動化」です。私もお客さまの所で高額の自動化機器を見てきましたが、設定するのはやはり「人」。それも、四季や時間帯、天気、人の動きや密度、作業の内容など様々な条件によって設定が異なり、ついつい忙しさを理由に均一の設定で稼働させてしまうと、大きな無駄を生んでしまう。

やはり、「省エネ」の肝は「現場と人」にあります。「見えタロー」の肝も「現場と人」。一つひとつの事業所に即した省エネ手法と教育を考え、口先だけでなくまず自分が実行して成果を現場の方々に見せることで、驚きや感動を喚起させます。人は心が動かなければ行動しません。そして、いつも人の意志が全てのことを達成させるのです。私たちは指導の他にも、モチベーション維持のために月次レポート等で結果と評価を提示し、適時にアドバイスを加えます。同じ目標を持つことで現場が一つのチームになり、結果が出ることでやる気が出る。その積み重ねが本部と現場をも一つにします。さらに、省エネから派生して水や事務用品、備品などに至るコスト意識も生まれ、社員、アルバイト・パートを問わず、省エネ・コスト削減の意識が定着します。

つまり、「省エネ」は切り口なんです。まず「見えタロー」を導入していただき、私たちスタッフが本部・現場責任者・従業員の方々の持っている悩みを抽出して課題として見える化する。そして、一緒に解決していくことで、会社に対するロイヤルティが高い従業員、利益確保力の高い事業所に成長させる。それこそが究極の目的なのです。

Q4.最後に、遠山さんの仕事の醍醐味とは?

お客さまの信頼をかち得た時にナミダ…。

ある大手スーパー様で省エネコンサルティングを行った時のことです。売り上げの高いその店舗の店長は普段から大変忙しくされていて、本部主導で決定された省エネコンサルティングの人間が来ることを快く思っていませんでした。しかし、私に与えられた時間は1日しかなく、この時間で成果を出さなければなりません。開店前の店舗に入り、店内の各設備がどのように使われているかをチェックし、店舗が抱えている課題をパートの方に徹底的に聞きだしたところ、冬場は土地柄ただでさえ寒い上、ゴムパッキンの破れた隙間から外気が勢いよく侵入し、クレームにもなっていることが分かりました。店舗にある材料でビニールを使い、お手製のスイングドアの隙間防止策を作ったところ、外気侵入どころか店内温度が上がり、パートの方々も大変喜んでくれました。その他にもプライスカードが冷ケースの吸込口を塞ぎ店内に漏れていたので、お手製のプライスカードを作ったところ、店長が歩み寄ってきてお礼を言ってくださいました。その後は店長の多大なご協力もあり、この店舗では電気代を前年比でマイナス10%以上節電することができました。

スーパーでは色々な人が、色々な思いで働いています。大事なことは、相手に寄り添い気持ちよく背中を押してあげること、それを現場が教えてくれました。人が誠意をもって行動した結果、現在があることを考えると、すべてを受け入れ、その上で、私がその人に何をしてあげられるか真剣に向き合うことではないかと思います。会社をつくるのも、製品をつくるのも、モノを売るのも人だから、人の心と行動が一番大切。これにこだわるのが当社の付加価値だと思っています。

当社はエネルギー・マネジメントの他にも、電力小売、太陽光発電機器の設置、3,600社のスーパーマーケットをアグリゲートした多彩な新規事業のご提案など、お客さまの企業体力増強に役立つ様々な事業を展開する会社です。私は利益確保のパートナーとして、常にお客さまの隣にいたいと思っています。何でもご相談ください、全国どこへでも駆けつけます。「困ったら遠山さん!」「相談して良かった!」そういう人に私はなりたと思っています。

(取材後記)

スマートでインテリ風の風貌ではない。しかし、話す言葉は現場経験に裏付けされており重い。インタビュー中、人懐っこい笑顔と穏やかな声の中に潜む仕事への情熱に度々驚かされた。もしこの人が「家」を販売していたら、私はこの人から一生物の家を買いたいと思う。