彭坤炎さんと受賞作の「波響」(左)

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(東京 24日 中央社)台湾の漆芸家、彭坤炎さんが23日、「第24回日本文化を担う・漆の美展」の文部科学大臣賞を受賞した。この日、東京都内で行われた表彰式に出席した彭さんは、日本という漆器大国でこの賞をもらえたのは、実に光栄だと喜びを述べた。

受賞作品は「波響」。彭さんによると、生まれ故郷の海岸に押し寄せる波の勇ましさから発想を得て、1年をかけて製作された。漆を何層も塗り重ね、それを加工していく「堆漆」(ついしつ)という技法で作られたという。

漆の美展は日本漆工協会などが主催。彭さんは2006年に日本漆工協会会長賞、2011年には外国人として初めて同展の林野庁長官賞を受賞している。

この日は懇親会も開かれ、台北駐日経済文化代表処の朱文清・台湾文化センター長が乾杯の音頭を取った。朱氏は、第2次世界大戦前に香川県出身の山中公氏が台中に漆芸学校を設置し、台湾独特の「蓬莱塗」と呼ばれる技術を確立させたことに触れ、来年香川県高松市で台日漆芸展を開催する計画を明かした。

同展は26日まで明治神宮文化館で開催される。

(楊明珠/編集:名切千絵)