30年間セルフィーを撮り続けた男性(出典:http://www.kob.com)

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まだ“セルフィー”という言葉もなかった1987年2月23日から、自分の顔写真を毎日30年にわたって撮り続けてきた男性がいる。“セルフィーの父”とも呼ばれるこの男性の偉業を『abc7chicago.com』など複数のメディアが取り上げている。

34歳の頃から同じカメラ、同じ三脚、同じアングルで自分の顔写真を30年間も撮り続けているのは、マサチューセッツ州ケンブリッジ在住でボストン大学の教授でもあるカール・バーデンさん(64歳)だ。

カールさんはこのプロジェクトを“エヴリディ(Every Day)”と名付け、これまでに約11000枚もの写真を撮影してきた。この壮大なプロジェクトはメディアでも何度か取り上げられており、ボストンをはじめニューヨークのアートギャラリーでもその写真を見ることができる。

ボストン・アートギャラリーのオーナー、ハワード・イェザースキーさんは「彼の写真は個人的なものですが、それと同時に普遍的でもあります。人はみな、年を取り死んでいくわけですからね。彼の写真に自分の姿を重ねることができるわけです」とカールさんの功労を称えた。

当のカールさんは、休みのないプロジェクトについて次のように述べている。

「プロジェクトと言っても、毎日同じラジオ番組を聴くとか歯磨きをすることと一緒ですよ。ただヘアスタイルを変えたり髭を生やしたりすることはせず、30年間同じスタイルでの撮影を心がけてきました。そうは言っても、毎日何かが微妙に違っているのがわかると思います。」

「大きな変化があったのは2001年。あの頃は前立腺ガンで化学療法を受けていたために、ずいぶんと痩せてしまいました。でも寛解となった後はあっという間に体重が戻りました。眉毛だけは生えないのですが…。」

写真は顔に刻まれたシワだけでなく、時にその人の人生をも写し出す。「これからも日課として写真を撮り続ける」と宣言しているカールさんだが、「過去30年間で1日だけ、写真を撮り忘れたことがあるのです。1991年の10月15日のことでした」と苦笑する。

顔写真が時として人生を左右することもある。アメリカのジェレミー・ミークスさん(33歳)は、警察が公開した「マグショット」が話題となり、犯罪者としての過去を持ちながらもモデルとしてのキャリアをスタートしている。今からでも遅くはない。今日から毎日セルフィーを撮ってみるのもいいかもしれない。

出典:http://www.kob.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)