YOSHIKI(左)とToshI(右)

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X JAPANの歴史を紐解くドキュメンタリー映画『WE ARE X』の完成披露ジャパンプレミア上映会が2月23日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、X JAPANのYOSHIKI、ToshI、PATA、HEATH、SUGIZOが登壇した。

『WE ARE X』完成披露ジャパンプレミア、その他の写真

本作はハリウッドで製作され、X JAPANの世界への挑戦やメンバーの脱退、解散、そしてHIDEさんとTAIJIさんの死などを追ったドキュメンタリー映画。2016年アメリカ・サンダンス映画祭では最優秀編集賞を、SXSW(サウスバイサウスウェスト)映画祭ではデザイン部門観客賞を受賞するなど、世界からも注目を集めている。

X JAPANのメンバーが映画イベントに揃って登場するのは初の出来事で、この日はレッドカーペットイベントと舞台挨拶の2部構成で実施。レッドカーペットではX JAPANのほかにAKB48(渡辺麻友、山本彩、柏木由紀、横山由依、宮脇咲良)、吉本実憂をはじめとした次世代ユニットX21ら50名以上のゲストが登場し会場を彩った。

続いて行われた舞台挨拶では、X JAPANのメンバーが客席中央の通路を通って入場するサプライズで観客を沸かせ、登壇するとYOSHIKIは「みなさん、『WE ARE X』のプレミアに集まっていただいてありがとうございます。本当に感謝しています」と挨拶。ToshIも熱狂する観客に「僕たちの映画をみなさんと共に見ることができて、胸がいっぱいでございます」と感無量の表情を見せた。

バンドを襲った悲劇や挫折についても触れている本作。中でも、心が大きく揺れたという監督とのインタビューについてYOSHIKIとToshlが心境を語り、Toshlは「僕的にもなかなか振り返れない過去があって、当初は『こういう発言は削除した方がいいのでは』と直談判したこともありました。でも、監督に『どうしてもここを使いたい、それで今があるんだ』と言っていただいて、僕も『さらけ出すならすべてさらけ出そう』と、この映画にはそういうシーンもたくさん収まっています」と紹介。さらに本作についてToshlは「過去との1つのけじめ」と表現し、「今のX JAPANとして、これからさらに大きな壁をぶち破るために、みんなで一緒に歩んでいくんだな」と話した。

隣で頷きながら聞いていたYOSHIKIも「決してかっこいいシーンばかりではないし、人によっては何でOKしたのかというかもしれないけど、してないんだよ」と振り返り、「個人的にはToshlと同じくらい入ってほしくないシーンもあったけど、監督に押し切られたというか…」と説明。さらに、YOSHIKIはHIDEさんが亡くなった当時、ロサンゼルスでセラピーを受けていたことを引き合いに出し「セラピー中にお医者さんに頷かれると『分かるわけないじゃないか!』と頭にきて帰るような時期が続いていました。(劇中の)インタビューでも、最初は上辺までは話せても、内面には鍵をかけていてどうしても開けなかったです。X JAPANを解散した時にかけた鍵で、それは絶対開けないと思っていたけど、気づいたら泣きながらしゃべっていました」と告白。

心を開いた心境についてYOSHIKIは「その鍵で開いたドアは、暗く痛く悲しさに通じると思ったけど、未来に満ちたものなのかなとこの映画を見て思えてきました」と説明し、本作が自身にとって大きな救いとなったことを語った。

トークではX JAPANの歴史についても語り、亡くなったHIDEさんやTAIJIさんについても触れることも。YOSHIKIは約30分ほどの舞台挨拶で、サングラス越しに涙を浮かべたのか2度ほど声を詰まらせる場面もあり、トーク後のフォトセッション前にはスタッフからティッシュを受け取り、観客に背をむけて目元をぬぐう姿も見せていた。

映画『WE ARE X』は3月3日より公開となる。