シーズン4でも浦沢直樹が、個性あふれる漫画家たちの執筆の極意に迫る/(C)NHK

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NHK Eテレで3月2日(木)から4回にわたって、「浦沢直樹の漫勉」シーズン4が放送されることが分かった。

【写真を見る】第1回は、清水玲子。繊細なタッチで描かれる世界が誕生する瞬間が明らかになる/(C)NHK

同番組は、普段立ち入ることができない漫画家たちの仕事場に密着。“マンガ誕生”の瞬間をドキュメントする。また、日本を代表する漫画家・浦沢直樹が同じ漫画家の視点から、それぞれの創作の秘密に切り込む。

'16年に放送されたシーズン3では、浦沢直樹の執筆現場に潜入。その後、浦沢が自身のペン先映像を見ながらその画法を解説し、話題を呼んだ。

そして、シーズン4の第1回(3月2日放送)には、清水玲子が登場する。'83年、「三叉路物語」(白泉社)でデビュー。'99年から連載がスタートした「秘密 ―トップ・シークレット―」(白泉社)が、'16年に映画化され大きな話題となった。

少女漫画でありながら、最先端の科学技術を盛り込んだSF世界を、繊細なタッチで描き出す技術に注目する。

第2回(3月9日放送)は、番組初となるホラー漫画家・伊藤潤二が登場する。代表作は、「富江」シリーズ。現在まで、8作も映画化され、人気ホラー映画シリーズとなっている。

「誰も見たことがない世界を作りたい!」と語る伊藤の、奇想天外な恐怖の世界がどのように生み出されるのか探り出す。

第3回(3月9日放送)は山本直樹。ストーリー性のある青年漫画を描く一方で、大胆な性描写の成人向け漫画など幅広いジャンルで活躍している。'91年発表の「BLUE」(小学館)ではその過激な描写が論争となるが、その後も作風は変わらず、'95年発表の「ありがとう」(小学館)では“家族とは何か”を問い掛けたテーマ性も高く評価された。

現在は、「レッド」(講談社)を連載中。番組では、20年来フルデジタルで描いているという執筆現場に密着する。

第4回(3月23日放送)は、漫画界の巨匠・ながやす巧がテレビ初出演。貸本劇画作家としてデビューし、'72年に発表した代表作「愛と誠」(講談社)で一世を風靡(ふうび)した。その後、浅田次郎の小説をコミカライズしたものを発表。世界観を忠実に緻密に描写した作品は、浅田自身からも絶賛されている。

今回は'10年に第39回日本漫画家協会賞・優秀賞を受賞した「壬生義士伝」(KADOKAWA/角川書店、講談社、集英社)の執筆現場を訪れる。デビューから今まで、アシスタントは一切使わない主義を貫き、全て一人で作業をしてきたという誰も見たことのない現場が公開される。