DAZNによるJリーグ開幕に向けた新広告キャンペーン。(DAZNの報道資料より)

写真拡大

 23日、NHKのニュースウォッチ9で今シーズンからJリーグの放映権を獲得したDAZN(ダ・ゾーン)について取り上げられた。これまでJリーグはスカパーなどに放映権を与えており、その額は年間総額約50億円と言われていた。ニュースバリューとなったのはその放映権料で、DAZNは10年という長期間契約で総額2100億円と言うのである。DAZNはイギリスの動画配信サービス会社だが、遠い日本でこれだけの資金を投じる価値を見込んでいる。

 Jリーグはにわかに湧いた巨額の収入をどう使っていくのか、注目されている。今シーズンから優勝賞金も一気に増額したため資金豊富なビッグクラブと呼ばれるチームも増えていくはずだ。これは海外の有名選手の獲得にもつながり、その知名度だけでもJリーグ人気が回復し収入も増える好循環も期待される。

 一方、現在のJリーグの平均観客年齢は約41歳と年々上がっており、若年層への人気には陰りがある。そのような状況で破格の放映権料を払うだけの見通しはあるのか、疑問にも思える。DAZNは日本でのスマホの普及率の向上、サッカーの潜在的な関心度の高さ、興味あるスポーツの幅広さに注目している。サッカー観戦をより身近なコンテンツとしてもらえれば、確実に投資価値があると踏んでいるのだ。