ネイザン・イースト、ゲストに佐藤竹善を迎えた東京公演初日。極上の演奏に人間同士の心の交流が感じられるライブ

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 2017年2月23日、世界的なベーシストのネイザン・イーストの来日初日公演がビルボードライブ東京にて開催された。

ネイザン・イースト ライブ写真

 先月1月11日、ソロ2作目となる新作アルバム『レヴェランス』をリリースしたネイザン。今回はそのアルバムを携えての待望の単独公演となった。ネタバレになるので詳細は割愛するが、この日のライブの冒頭にも新作と連動した公演であることが強調された演出があり、“Reverence=畏敬の念”というタイトルにも込めたメッセージとともに、観客の期待をぐっと煽った。

 ネイザンとともに合計7人のメンバーがオン・ステージすると、その最新作収録のエレガントな一曲、「イレヴンエイト」から公演はスタート。バンドはスティーヴ・フェローンのドラムスを中心に、ベース、ギター、キーボードがそれぞれダブルという厚い編成が特徴。そして、その上に生まれた自由度の高い空間で、ネイザンのベースが歌うようにメロディを奏でる。実子ジェームズ・イーストとのダブル・ベースも健在で、リフとソロを分け合って弾く、親子ならではの息のあったプレイが何度も見せ場を作った。

 その後も「ライフサイクル」「サーペンティン・ファイアー」など新作からの楽曲はもちろん、フォープレイの「101 Eastbound」など、前作『ネイザン・イースト』からの曲も披露。ジャズやファンクのエッセンスは残しつつ、その聴き心地はどこまでもポップ。手練のメンバーが繰り出す、ジャンルや気分を横断した濃密な演奏、その最高に心地よいサウンドに酔いしれる時間が続く。クラブ空間を舞台に、最高峰の演奏を堪能する贅沢なひと時。

 そして、ライブの最後には、この日のスペシャルゲストとしてアナウンスされていた佐藤竹善がゲスト・シンガーとして登場。Sing Like Talkingのデビュー・ライブ以来、30年近くの付き合いだという二人は、マイクを分け合って小田和正がネイザンに提供した「ファイナリー・ホーム」を披露。その熱唱はもちろん、佐藤はイントロやアウトロで流麗なファルセットも響かせ、“盟友”の来日公演にこの上ない華を沿えていた。素晴らしい演奏とともに、人間同士の心の交流が音楽の現場を支えていることが感じられるライブだった。

 なお、ネイザン・イーストの公演は24日もビルボードライブ東京にて開催。24日はスペシャル・ゲストとして平原綾香が出演する。


◎公演情報
【ネイザン・イースト
Special Guest:佐藤竹善(2/23)、平原綾香(2/24)】

2017年2月23日(木)〜24日(金)
ビルボードライブ東京
1stステージ OPEN 17:30 START 19:00
2ndステージ OPEN 20:45 START 21:30

詳細:http://www.billboard-live.com/