キックオフカンファレンスで健闘を誓い合ったFW鈴木優磨とFW大久保嘉人

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「DAZN×ゲキサカ」J1第1節 注目試合ピックアップ

2月25日(土)

鹿島 14:00 FC東京 [カシマ]

 2017シーズンのJリーグが25日にいよいよ開幕する。Jリーグは今季より10年間、『DAZN(ダ・ゾーン)』と約2100億円の大型放映権契約を締結。J1優勝時の獲得総額は、昨季の約5倍となる22億円に跳ね上がった。3年ぶりに復活する1ステージ制とともに、真の強者だけが多くを手にできる新時代へと突入する。

 昨季の2冠王者鹿島アントラーズは今オフ、例年になく積極的な補強が目立った。新潟からMFレオ・シルバ、神戸からFWペドロ・ジュニオール、湘南からDF三竿雄斗、福岡からFW金森健志と各クラブの主力級の選手を獲得。海外からは元ブラジル代表のFWレアンドロ、ACL昨季王者の全北現代からGKクォン・スンテを迎え入れ、スペイン2部のテネリフェに渡ったMF柴崎岳の穴を補って余りある陣容を整えた。

 2017年仕様のチーム作りは順調に進んでいると言っていい。18日に開催されたゼロックス杯では、レオ・シルバやP・ジュニオールら新戦力と既存の選手たちがうまく噛み合い、昨季の年間勝ち点1位の浦和を3-2で撃破。7年ぶり6度目の同大会制覇を果たすと、中2日で迎えた21日のACL初戦では先発6人を変更しながら2-0で白星発進に成功した。

 J1開幕戦は中3日とタイトな日程で迎えるが、ターンオーバーで結果を出したことはもとより、公式戦2連勝で自信を持って臨めるのは大きい。また、戦い方の難しい“初戦”をすでに2度経験していることもアドバンテージとなるだろう。開幕スタートダッシュを狙う昨季王者に死角は見当たらない。

 一方、FC東京も今オフの大型補強が話題を集めた。2013年から史上初となる3年連続J1得点王に輝いたFW大久保嘉人を筆頭に、最後尾にGK林彰洋、バックラインにDF太田宏介、前線にFW永井謙佑と日本代表クラスが続々と加入し、中盤のラストピースとしてFCソウルからMF高萩洋次郎を獲得。ハマればリーグ制覇も実現不可能ではない豪華なメンバーをそろえた。

 2度の公式戦を経てJ1開幕戦を迎える鹿島とは対照的に、FC東京は長い準備期間の中でこの一戦に照準を合わせてきた。トレーニングマッチでは、ここまで公開されている7試合で6勝1分。勢いを持ってカシマスタジアムに乗り込む。

 鹿島とのリーグ戦直近14試合で1勝4分9敗と大きく負け越しているFC東京だが、唯一の勝利は前回対戦となる昨季J1第32節(2-1)で挙げたもので、苦手意識はそれほどないはずだ。さらにFC東京にとって優位なデータもある。直近の6シーズン、前年度のJ1優勝チームが開幕戦で勝利した例は1度(14年の広島)しかない。また、FC東京はJ1のディフェンディング王者に対し、5戦連続無敗(3勝2分)と強さを発揮。鬼門攻略へ舞台は整っている。

 新たなパートナー『DAZN』の参入で改革元年を迎える今季のJリーグ。頂点を目指した戦いがもう間もなく始まる。

(データ提供:Opta)