今年発売見込みのiPhone8に関する噂に、Touch ID内蔵の物理的なホームボタンが消失し、顔認証や虹彩認証など別の生体認証技術が採用されるというものがあります。
 
しかし現地時間2月23日に公開された特許から、新たな可能性が浮上してきました。

音響波を使って認証

「音響映像システム・アーキテクチャ」と題された特許出願書類において、AppleはこれまでのTouch IDのような指紋認証センサーを、音響変換器に置き換える案を提示しています。
 
仕組みを簡単に説明すると、まずディスプレイの下に置かれた音響変換器が、iPhoneのカバーガラスなどを通過する音響波またはパルスを発生します。
 
次に同じ音響変換器が、今度はディスプレイの表面に指などが触れたことによって起きた、音響波への反射、減衰、回析をモニターします。出願書類によれば、指紋の凹凸によって音響波が異なるため、識別に利用できるとのことです。
 
こうして収集されたデータは電気信号の形で伝えられ、内蔵の画像解析器が信号をもとに2次元マップを生成します。このマップがデータベースと照合され、ユーザー認証に用いられるという訳です。

耳や手のひら、皮膚も認証に使える

このシステムの特徴は、触れて認証する範囲や場所を自由に変えられる点で、たとえばベゼルぎりぎりの縁などにも設置できます。またディスプレイ全体を使って、手のひらすべてを認証するように設定することも可能です。
 
そのため、耳や指以外の皮膚など、指紋以外の身体の部分を認証に用いる可能性も検討できます。
 
Touch IDに代わる認証システムとしては、KGI証券のミンチー・クオ氏がフロントカメラを使った3D画像認識システムの搭載を予想しているほか、JPMorganのロッド・ホール氏が3Dレーザースキャナーによる顔認証が登場すると予測しています。
 
 
Source:AppleInsider
(lunatic)