17日、中国新聞網は記事「出前に潜在的リスク、使い捨て弁当容器からダイオキシン」を掲載した。人気の出前アプリだが思わぬ落とし穴があるという。スマホではお店の信用を確認できないため、消費者の知る権利の侵害だと専門家は指摘している。

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2017年2月17日、中国新聞網は記事「出前に潜在的リスク、消毒されていない宅配容器、使い捨て弁当容器からダイオキシン」を掲載した。

今、中国でスマートフォンの出前アプリが人気だ。2016年には市場規模は1524億元(約2兆5000億円)に達した。5〜10年以内には1兆元市場(約16兆4000億円)に成長すると期待が寄せられている。人気の秘密は出かけなくてもオフィスや教室に出前が届く便利さだろう。上海の金融街で働く蘇さんは出前アプリでさっと昼食を済ませば昼寝もできると大満足だ。

だが人気の出前アプリにも落とし穴がある。アプリではピカピカの厨房で作られているかのように表示されているが、実際にたずねるとハエがたかっている汚い店ということも少なくない。おいしそうな写真に釣られて注文したのに届いたのは別物ということもしばしばだ。

さらにより深刻な健康リスクもある。出所不明の密輸入米が使われているケースもあるほか、劣悪な発泡スチロール製容器に熱々の中華料理を詰め込むため、容器が溶けてダイオキシンが発生していることすらあるという。

現在、出前アプリでは店側がプラットフォームに金を支払うと、検索時に上位に表示される手法がとられている。これではユーザーは本当に安心できる店を探せない。専門家は「消費者の知る権利が侵害されている」と警鐘を鳴らしている。(翻訳・編集/増田聡太郎)