フルートを吹く橋本環奈(撮影=小池直也)

 アイドルグループ・Sexy Zoneの佐藤勝利(20)とアイドルで女優の橋本環奈(18)が23日、都内でおこなわれた、映画『ハルチカ』(3月4日公開)の公開直前イベントに出席し、佐藤はホルンを、橋本はフルートを生演奏した。イベント終盤、佐藤は「一発本番だったんですけど、皆の努力が実ったと思います。僕にとっての初めての映画が『ハルチカ』でよかったです」と感慨深げにコメントした。

 この映画は人気青春小説を映画化したもの。主人公たちが廃部寸前の吹奏楽部を復活させコンクールを目指しながら、その中で起きる葛藤や試練を乗り越えていく青春純愛ストーリー。劇中で実際に佐藤と橋本は楽器を演奏している。

 この日はまず佐藤が「今日演奏するのが本当に楽しみです。一緒に『ハルチカ』のヒットを祈りましょう。よろしくお願いします」、続いて橋本が「演奏できることを楽しみにして来ました。映画撮影以来なので、人前で演奏するのは1年ぶりで緊張しています。今日はよろしくお願いします」と挨拶した。

 2人の後方には、映画のオリジナルテーマ曲である「吹奏楽のための狂詩曲第1番『春の光、夏の風』」の演奏の為に、会場でもある私立岩倉高校と千葉県柏市立柏高校、両校の吹奏楽部員116人がスタンバイ。

 これには佐藤も「人数が多い」と改めて驚いた様子を見せた後「美しいハーモニーを奏でられたらいいなと思います」と意気込んだ。佐藤も「緊張しますけど、皆で良いものを作るっていう気持ちが1番大事だと思うので楽しんでやりたいです」とコメント。

 ティンパニのロール(連打)から演奏が始まると、116人によるハーモニーが会場を包んだ。佐藤と橋本は楽曲後半のソリ(ソロの複数形)と呼ばれる、各楽器パートによるソロ部分で演奏した。佐藤がホルンパートのソリを演奏してから、橋本がフルートパートのソリという風に繋いでから、壮大なエンディングへ着地した。当日数回のリハーサルで仕上げた合奏というから驚きだ。

 演奏の感想について、佐藤は「泣きそうです」としてから「皆さんが素晴らしすぎて、出るのが怖かったんですよ。環奈ちゃんが『フルート上手すぎる。どうしよう』って言ってて(笑)。吹奏楽っていいなって改めて思いました。凄く良い経験になりました」と述べた。橋本は「とにかく、ほっとしました。感無量というか116人の皆さんの音が後ろから聴こえてきて、後押しされました」とした。

 その後、撮影の思い出について問われると、橋本は「1曲の演奏シーンを2日間ずっと座って演奏し続けるのが大変でした。でも撮影後、このまま終わるのが寂しかったんです。そうしたら勝利くんがスタッフさんたちに『演奏していいですか?』って言ってくださって。撮影とは別に泣きそうになりながら演奏しました。監督が泣いてました」と明かした。

 佐藤も「合宿みたいな感じで『上を向いて歩こう』を練習した時から、撮影の士気が上がったというか、皆の絆が深まったかなと思います」とエピソードを披露した。

 最後に橋本が「フルートという楽器を初めて演奏させていただいて、皆と一緒に合奏できたことがとても楽しかったです。今日はありがとうございました」、佐藤は「一発本番だったんですけど、皆の努力が実ったと思います。僕にとっての初めての映画が『ハルチカ』でよかったです」とそれぞれ話し、イベントは幕を閉じた。(取材=小池直也)