太平洋に臨むフィリピン・バタンガス州リアンの浜辺(2016年12月5日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】北太平洋でマグロを調査していたヘリコプターが、数週間にわたって別々に漂流していたボート2隻を発見するという驚くべき出来事があった。マーシャル諸島の現地メディアが23日、報じた。

 地元紙「マーシャル・アイランズ・ジャーナル(Marshall Islands Journal)」によると、先週同国沖で操業していたトロール漁船から飛び立ったヘリの操縦士が偶然、漂流しているボートをそれぞれ発見。ボートに乗っていた漁師3人および14歳の少年1人が救助された。

 漁師らが乗っていたボートは28日間、少年が乗っていたボートは11日間漂流し、双方とも出発したキリバスからおよそ650キロ離れた位置で見つかった。2つのボートの位置は8キロほどしか離れていなかったが、救助されるまでお互いのことに気づいていなかったという。救助に当たったトロール船の船長によると、漁師らはサメや魚を捕まえて命をつないだ一方、少年は11日間何も食べていなかったという。

 同紙の報道によると、遭難者らを救助したトロール船はマグロ漁を切り上げ、マーシャル諸島の首都マジュロ(Majuro)に向かった。救助された4人はマジュロに到着後、市内の病院へ搬送された。1人に軽い脱水症状がみられたものの、全員健康状態に問題はないという。
【翻訳編集】AFPBB News