今年の桜シーズンに日本を訪れる中国人観光客が昨年より減少する可能性が出ている。写真は東京。

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2017年2月21日、中国新聞網によると、今年の桜シーズンに日本を訪れる中国人観光客が昨年より減少する可能性が出ている。多くの人から放射能を心配する声が上がっているという。

同メディアが調査を行ったのは中国東北部の黒竜江省。同省は新潟県、山形県、北海道と友好関係を結び、日本への直行便も数多く就航している。ただ、福島第一原子力発電所2号機の格納容器内で高い放射線量が推定されたとの報道が出たことを受け、中国駐日大使館は12日、「日本在住の同胞、日本に渡航する国民が適切な旅行計画を立てるよう、意見する」と注意喚起。記事によると、複数の大手旅行会社の関係者は「日本への花見ツアーを検討している多くのお客様から放射能に関する質問を受けます」との回答を寄せており、ある旅行サイトの統計からは訪日花見ツアーの申し込み件数が全国的に見ても減っていることが明らかになった。うち、黒竜江省は前年同期の20%程度と大幅に減少。北京、上海、広州の3大都市でもそれぞれ20%、42%、35%減っている。

なお、記事は北京にある日本大使館が中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」の公式アカウントに福島第一原発事故に関するQ&A集を掲載し、訪日旅行に支障はないと説明したことも紹介。「この投稿には3400件以上のコメントが寄せられ、『日本に行く』と言う人もいれば『予定を変更する』と反応した人もいた」と伝えている。(翻訳・編集/野谷)