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「TWILIGHT EXPRESS 瑞風 MIZUKAZE」車両完成記念式典外観レビューに続いては、いよいよ内側です。昭和初期に一世を風靡したアールデコ調をベースに、沿線の魅力がちりばめられています。

TWILIGHT EXPRESS 瑞風 MIZUKAZE

http://twilightexpress-mizukaze.jp/

1号車・展望車の中身はこんな感じ。座席は窓側を向いて並んでいて、景色を楽しめるようになっています。10号車も同じく展望車なのですが、中は色合いが異なり、座席も「コミュニケーション」重視で内側を向いて並んでいるという違いがあります。



上部の窓は天井近くまで開いているので、開放感があります。



最前部の座席は、運転席の後ろ側にかぶりつくようにして前方を見られる席となっています。



運転席とこの最前部の座席との間には階段があって……



通路を抜けると展望デッキに出られます。



今回は停車した状態なので景色はこんな感じ。走行中は安全確保のため前部のデッキには出られませんが、最後部のデッキでは風を感じられるようになるとのこと。



2号車・3号車はロイヤルツイン。ベッドを収納式にすることで、日中のリビングスペースを確保しています。現在、ソファになっている部分がベッドです。なお、さりげなくソファの上部に飾られているのは名物裂古袱紗(めいぶつぎれ こふくさ)。こうした数々の調度品も「瑞風」の見どころの1つです。



テーブルは2カ所に配置されていて……



壁近くにコンセントが2つ、さらにこの棚の上部にもコンセントが1つあって、PCで旅行記を書きつつ旅をするということもできます。



別の部屋にはティーセットが置かれていました。



ハンガースペース、足元には金庫が据え付けられています。



そしてトイレ。進行方向に対して横向きに設置されています。



タオルには「瑞風」エンブレム入り。まさにホテルのトイレのような雰囲気。



シャワールームもあります。



なにやらすごいスイッチだと思ったら、京都の彫金スイッチプレートだとのこと。



通路はこんな感じで、壁には沿線風景のモノクロ写真や木版画が飾られています。



乗降扉のあたりはエントランス的な雰囲気。



そしてここにも焼き物などが1点ずつ飾られています。もはや美術館。



デジタルサイネージでは停車駅などを案内。



連結部分は、意識しないとわからないぐらい自然。



303号室は……



ロイヤルツインの夜の装いとなっていました。先ほどのソファを展開すると、こんなベッドが現れるというわけです。天井は半円形に盛り上がっていて、寝転んだときに、より広さを感じられそう。



4号車にはロイヤルシングルが2部屋。



このソファのままで十分寝られそう。壁面窓側にはコンセントが1つ。



ここは2段ベッドになっていて、2名での使用も可能。



そして同じく4号車にあるのがユニバーサル対応のロイヤルツインです。



車いすを利用している人でも快適に過ごせるよう、通常の部屋と同じ出入口のほか、車いすに対応したサイズの出入口があり、その開閉は座ったままで押せるスイッチで可能。



バスルームも同様にスイッチが用意されていたので、開けてみました。

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」ユニバーサル対応ロイヤルツインのドア - YouTube

通常の部屋だと入るとすぐに洗面台、そしてトイレがありましたが、車いすでの利用が前提なので、まずバスルーム自体が広く作られています。



手すりを掴んで車いすから移動できるようになっています。



シャワーはこんな感じ。



部屋の方を振り返ると、ちょうど車いすで移動できるような広さになっていることが分かります。



5号車はラウンジカー。



ゆったりを会話を楽しんだり、「瑞風」のおもてなしを受けられるスペースだとのこと。





特徴的なのは車両中央に設けられた茶卓。



イスに腰掛けて行う立礼形式の茶道でのおもてなしが行えるようになっています。



バーカウンターも備えられています。



こちらはその隣にあったワインセラー。



サロンの看板は錺(かざり)金具。



サロンの外、6号車との間にはトイレが設けられていました。



設備は部屋のものとほぼ同一です。



トイレの反対側には喫煙スペース。



ここには鉄筋アートが飾られていました。



6号車は食堂車。



2人卓が6つ、4人卓が2つ、合計20名が座れる構成となっています。これは洋食の場合の様子。



料理によっては鍋物用のテーブルを使うこともあるようです。



食事はオープンキッチンで車内調理されるとのこと。設備の都合上、火は使えないものの、それを補うようにオーブンなどが設置されています。



キッチンでは食堂車内の様子がモニタリングできるようになっていて、お客さんの食事の進み具合に合わせて次の料理が出せるようになっていました。



最も気になる7号車「ザ・スイート」は残念ながら撮影禁止だったので、以下はJR西日本提供の写真です。まずはリビングルーム、ソファはベッドとしても使用可能なので、最大4名が利用可能です。



寝室はこんな感じ、ビジネスホテルのシングルルームよりよっぽど広々としています。



そしてバスルームにはバスタブ付き。車窓を見ながらゆったりお風呂を楽しめます……が、外観で見たように、外からも中が見えるということなので、その点は要注意かも。



なお、世界でも珍しい「1両1室」ということで、部屋のスペースがかなり広く取られているため、この車両を通り抜ける通路はまるで地下通路のようになっています。



単なる新しい寝台列車ではなく、沿線の魅力発信という役割を担うプロジェクトだという瑞風。個室が16室で、エキストラベッドまで使用しての最大旅客定員は34名。ぜひ、一度は乗って旅をしてみたいものです。