「濠を浚渫」←何て読むの? 難読の看板、現在はフリガナを追記

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2月18日にTwitter上でkatonoさん(@bunkagakusei)がつぶやいた写真が1万以上のリツイートを記録しています。

設置した青森県弘前(ひろさき)市の公園緑地課に取材しました。

話題になった浚渫工事の銘板(2017年2月18日撮影) 提供:katonoさん

問い合わせ受け、振り仮名併記

「濠を浚渫しています。」と書いた看板は、同市の弘前城に置かれています。

「濠(ほり)」は城を囲むお堀のこと。春には桜の花びらが水面を埋める「花筏(はないかだ)」で知られます。

桜が舞う弘前城の濠 出典元:弘前観光コンベンション協会

「浚渫(しゅんせつ)」は、河川や海などの水底にたまった土砂や泥を除去する作業で、土木業界で使われる用語です。

釣りなどで海辺や河川沿いによく行く人は、すぐに察したかもしれません。

投稿したkatonoさんは、濠は読めたものの浚渫が分からなかったそうです。

新たに振り仮名をつけた銘板(2017年2月23日撮影) 提供:弘前市

同課によると、市には20日夕に市民から問い合わせがあり、「分かりにくかった」として21日朝に漢字の上部に振り仮名、下部に「土砂を取り除いています。」というラベルを貼り付けたといいます。

弘前市では工事用の銘板の文字数に特に規定はなく、サイズに一定の基準を設けているそうです。

話題の工事は3月24日まで

インターネット上では「まったく読めない」と共感する声の一方、「読めない大人がいるのか」「読めて当然」など、投稿者のしたり顔が浮かぶような意見も散見されます。

しかし、「曳家(ひきや)」「斡旋(あっせん)」「続柄(つづきがら)」など、たまに使う場面があるものの普段の生活では目にしない語句は多くあり、読めない人を非難すべきではないでしょう。

幸い、katonoさんの投稿には多くの人が正しい読みを丁寧に伝えています。

桜と弘前城 出典元:弘前観光コンベンション協会

弘前城は現在、本丸を支える石垣の修復工事のため天守を移設しています。

話題の濠の浚渫工事は、3月24日の完了を予定しています。