映画『WE ARE X』の舞台挨拶に登壇したX JAPANのメンバー

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3月3日(金)より公開される映画『WE ARE X』の完成披露ジャパンプレミアが2月23日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、X JAPANのYOSHIKI、Toshl、PATA 、HEATH、SUGIZOが登壇。上映前の舞台挨拶でリーダーのYOSHIKIが「ファンの皆さんに感謝しています」と語り、思わず涙を見せ、Toshlがフォローする一幕もあった。

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本作は、米アカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した映画『シュガーマン 奇跡に愛された男』のチームが製作を務め、スティーブン・キジャック監督がメガホンをとったドキュメンタリー映画。バンド結成から、メンバーの脱退や死、洗脳、そして解散、再結成など、約30年にわたる歴史の中で起こった壮絶な真実に迫る衝撃作となっている。

本作の感想について語るYOSHIKIは「初めて観たときは椅子から立ち上がることができなくて、消化しきれなかった。それから7〜8回くらい観ているけれど、いつも涙が出てしまうんです」とコメント。Toshlは「YOSHIKIに何度も観てくれと言われたのですが、なかなか観る勇気がなくて5回くらい逃げていた。最終的にはレコーディングで呼ばれて行ったらスタジオに映画館ができていて…(笑)」と告白。「あまりに壮絶すぎて、観終わった後は15分くらい言葉も出なかった」そうで、YOSHIKIいわく「ダンプにひかれたような顔してた」という。

また、YOSHIKIが「みんなティッシュペーパー持ってきた?バスタオルくらいのほうがいいかも」と注意を呼びかけながら具体的な映画のシーンについて長々と語っていると、PATAが「全部明かしちゃダメだよ」と突っ込み、会場の笑いを誘っていた。

HEATHは「かなり衝撃的なシーンもあるんですが、なぜXがここまで大きくなってたくさんの人を魅了するバンドなのか、その理由がわかると思います」と話し、続いて再結成後の09年に加入したSUGIZOは「とても壮絶で、この長い壮絶な歴史を観てしまうと、僕がここにいていいのかな?と思ってしまう」と吐露。「HIDEさん、TAIJIさんと強烈な先人たちがいたし、まともな神経だとここには立てないです。俺って壊れてるんだな(笑)」とも語ると、YOSHIKIが「それは間違いないと思います(笑)」と返し、客席は爆笑。さらに、SUGIZOが「今になって改めて自分に何ができるのか考えさせられましたね」と言うと、YOSHIKIは「アルバムを完成させましょう!」と回答し、大きな拍手が起こった。

最後にToshlが「この映画で自分の過去を清算し、けじめをつけた。そして今のX JAPANとしてHIDEもTAIJIも一緒に、これからまた大きな壁をぶちやぶるために、みんなで一緒に歩んでいく」と力強く宣言。そしてYOSHIKIが「ファンの皆さんが応援してくれたから、映画も完成し、ここに立つことができている」と声を詰まらせながらファンに感謝を述べると、客席からもすすり泣きの声が。優しさと温かさに包まれた、感動的な舞台挨拶となった。【取材・文/Movie Walker】