残虐な連続殺人事件が発生する田舎の村を舞台にした『哭声/コクソン』/[c]2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION

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『チェイサー』(08)、『哀しき獣』(10)の2作品で日本の映画ファンにも大きなインパクト与えたナ・ホンジン監督。彼の最新作『哭声/コクソン』(3月11日公開)は韓国で動員700万人に迫る大ヒット作となったが、驚くべきは「話題を集めたのが日本人俳優・國村隼の怪演だった」ということ。

【写真を見る】韓国でも話題沸騰!國村隼のバケモノ級の演技がヤバい!/[c]2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION

本作は、残虐な連続殺人事件が発生する田舎の村を舞台に、いつからか村に現れ始めた謎の“よそ者”を中心に、混乱の渦に巻き込まれていく村人たちの姿を描いたサスペンススリラー。前2作で、容赦ない暴力描写と抜群のテンポで緊張感とスリルを描いてきたナ・ホンジン監督が、見るものにジワジワと恐怖感を与えていく新たなスタイルで、残忍な殺人事件の真相を描き出していく。

この映画の中心となり、村人を恐怖と懐疑へ陥れていく“よそ者”役を演じる國村。國村といえば、リドリー・スコット監督『ブラック・レイン』(89)への出演を皮切りに、香港映画や『キル・ビル Vol.1』(03)といったハリウッド大作への参加はあるものの、韓国映画への出演は今回が初めて。

彼が見せた不気味な演技は、韓国で最も権威のある映画賞「青龍映画賞」で男優助演賞と人気スター賞の2冠に輝くなど、韓国の映画ファンから高い支持を集めた。ちなみに同映画賞創設37年の歴史で外国人俳優がノミネートされるのは全部門を通して史上2度目。受賞に関しては初という、まさに歴史的快挙となった。

以前から韓国映画のファンで、高い関心を持っていた國村は、本作への出演と撮影現場を振り返り「シナリオを読んで感じた“異邦人としての男”のイメージを、具体化できるか悩んだ。撮影では俳優たちとスタッフが自分の持てるエネルギーをすべて、惜しみなく注いでいると感じた現場だった」とコメントしている。

そんな言葉通りの演技で強烈なインパクトを残した國村。日本でも見せたことのない“バケモノ級”のヤバい演技と圧倒的な存在感に戦慄してほしい!【トライワークス】