全編にわたり一人称視点で物語が進む『ハードコア』/[c]2016 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

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TVゲームやスマホアプリなどに導入され、近年その可能性を広げている“VR(バーチャルリアリティ)”。コンピュータ上の仮装現実をまるでその世界にいるかのように疑似体験できる――そんなVRのように“アクション映画の主人公”を疑似体験できる映画『ハードコア』(4月1日公開)をご存じだろうか?細かい説明は後回しにして、まずはページ下部の映像を見てほしい!

【写真を見る】こんな映画見たことない!まるでVR体験の映画がヤバい/[c]2016 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ストーリーは、人造人間となった男がさらわれた妻を救い出すために戦うという極めてシンプルなもの。ガンアクション、アクロバティックなパルクールアクション、さらに激しいカーチェイスなど、全編が主人公・ヘンリーの一人称視点で構成されるため、ヘンリーが動くたびに、画面は激しく揺れ、何が起きているのか説明のひまを一切与えられないまま、一気に物語へと引き込まれるつくりになっている。

本作で長編映画監督デビューを果たしたイリヤ・ナイシュラーは、ロシアのロックバンド“Biting Elbows”のフロントマン。2013年にYoutubeで公開した全編一人称視点の自作MV「Bad Motherfucker」が1億2000万回再生を突破するなど、世界中のネットユーザーの間でムーブメントとなった。そしてこのMVが『ウォンテッド』(08)などを手がけた映画監督ティムール・ベクマンベトフの目に止まったことから、一風変わった映画が誕生したのだ。

映像を見た人なら「こんなヤバい映像、どうやって撮ってるの!?」と疑問を覚えることだろう。撮影機材には、エクストリームスポーツで重用されているアクションカメラ「GoPro」を全編で使用。カメラをヘルメットにマグネットで固定する装置を開発したり、カメラを約1ダース分提供するなど、GoPro社が全面的にバックアップしている。

全編一人称で描かれるため、まるでFPSゲームのような感覚を覚えるはず。主人公とシンクロできる新感覚の映像をぜひスクリーンで体感してほしい!【トライワークス】