多くのものづくりクリエイター達が日々生き残りをかけて作品をつくり続けている中、完売続出の大人気商品『卓上セーブポイント』など、一風変わった作品を手掛ける「くだらないもの工房」の匠(たくみ)さんに成功秘話や、脱サラしてクリエイター一本になった事での生活の変化などを赤裸々に伺いました。

ー匠さんの作品には「卓上セーブポイント」「死亡フラグ」など一度聞いたら忘れられないインパクトのあるネーミングのものが多いですが、こういった独自の作品を作るようになったきっかけ何でしょうか?

くだらないもの工房 匠(以下、匠)
普段の生活の中にある妄想や空想、聞き違いやダジャレなどを誰も形にしてアウトプットしてないなーと思い、思い切って作ってみたらこんなことに…。そうか。俺が作るのはこの妄想をし続ける世界そのものだったんだ!

ーそもそも、自分の作品をつくり始めようと思ったのは何故でしょうか?


元々は舞台用の小道具を作っていて、そこで自分の小道具を出した瞬間お客さんがドン引きしたリアクションが新鮮で、その楽しさが快感だったのでしょう。自分でも人の心を動かせるのかもって。ちなみにその時作ったのは血だらけで腹に復讐って書いたダルマでした(笑)

ー作品の中でも『卓上セーブポイント』はネットニュースで取り上げられたりイベントで長蛇の列ができたりと、今や入手困難の作品『卓上セーブポイント』の誕生するまでのエピソードを教えて下さい。


『卓上セーブポイント』の発想は、イベントを出展するにあたって光るものが目立つ!というところからです。そこから、机の上で光る自慢したくなるものはなんだろう?あ、セーブポイントっていいな。って。

ー匠さんは元々サラリーマンをされていたとのことですが、脱サラしてクリエイター一本に絞ろうと思ったきっかけ・理由を教えてください。


ふと仕事をしていて「ハッ!俺サラリーマン合わねぇ!」ってなって、丁度体調も悪かったので会社辞めちゃいました。当時から『卓上セーブポイント』を作っていたので、こっちだけで生活するためにはどのくらい作ればいいのかとか諸々計算して、できそうだったので飛び込んでみました。

ーサラリーマン時代とクリエイターの今ではどのくらい生活が変わりましたか?1日の生活を教えてください。


【サラリーマン時代】
8時  起床
10時 仕事開始
13時 お昼
14時 仕事
19時〜20時 仕事終了
21時 軽くジム&風呂
22時 作業開始
25時 就寝

【クリエイターの現在】
8時  起床 ゴミ出し 二度寝
10時 二度目の起床 作業開始
14時 お昼
15時 作業
17時 カフェなどで事務作業
20時 ジム&風呂
22時 作業
25時 就寝
クリエイターの今は、作業時間は好きなものを作ってるのでストレスはあまり感じないです

ークリエイター一本になってよかった事、悪かった事を教えてください。


良かったことは、
・自分が手を動かした分だけお金が生まれること
・交友関係が広がり、今まで出会うことのなかった人と交流ができること。かなりカオスですが(笑)
・基本的にストレスフリーな生活を送れること

悪かったことは、
・生活が不規則になりがち
・健康診断など体のメンテナンスを自分でしないといけないこと
・自由すぎること

ーぶっちゃけた話、クリエイター一本となって収入面はどうですか?


サラリーマン時代くらいは稼げるように計算して作品を作っています。
イベントがあったり無かったりで売上がかなり上下するので安定はしてないですね。

―クリエイターとして、「これだけは譲れない」自分のクリエイター論を教えてください。


便利なもの、かっこいいもの、皆が欲しがるものはだれかが作るので、自分にしか作れないもの、自分が作ることに意味のあるものを作ってます。何より自分が欲しいと思える物!

ー最後に、今後チャレンジしたいことや、作ってみたい作品、野望などがありましたら教えて下さい。


今年中に個展と文化祭イベントをしてみたいです。それと、卓上に乗らないほど大きいサイズの卓上セーブポイントを作りたいですね。いずれはアトリエやお店をもつことにも興味があります!

ー作品への情熱と赤裸々なお話をお聞かせいただきありがとうございました。