台北二二八紀念館、事件から70年の特別展  自由権の追求を訴える/台湾

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(台北 23日 中央社)戦後間もない台湾で国民党政権が市民らを武力弾圧した「二・二八事件」から、28日で70年となる。台北市の台北二二八紀念館は開館20年と事件発生70年を記念した特別展を23日から5月23日まで開催。23日に開かれた特別展開幕式で鍾永豊台北市文化局長は、展示を通じて自由権の追求は人類の本能であるという概念を人々に伝え、互いの差異を尊重できるようになればと期待を示した。

同館は被害者遺族を慰め、台湾の人々を事件の暗い影から抜け出させると同時に、苦難の歴史を進歩や再創造の力に変えることなどを目的とし、1997年2月28日に開館。関連資料の展示や保存などが行われている。2003年からは台北市政府文化局が直接経営をしている。

特別展では、文物の実物や歴代のポスター、出版物、イベントの写真などが展示されるほか、参加型展示や映像資料の上映なども行われる。同館の発展の過程や、同事件と人権に対して台北市が長期にわたって関心を向けてきたことへの理解を来館者に促す。

25日から28日、3月11日には屋外広場で演奏会が開かれる。

(梁珮綺/編集:名切千絵)