ドイツ南部ダッハウにあるナチス・ドイツの強制収容所跡に返還された、「働けば自由になる」と掲示された鉄製の扉(2017年2月22日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドイツ南部ダッハウ(Dachau)にあるナチス・ドイツ(Nazi)の強制収容所跡から2年前に盗まれ、昨年12月にノルウェーで発見された鉄製の扉が22日、返還された。扉には悪名高い標語「働けば自由になる(Arbeit macht frei)」が掲示されている。

 重さ100キロのこの扉は2014年11月に盗難被害に遭い、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相が「恐ろしい」と非難するなど大きな騒ぎとなった。昨年12月に匿名の通報に基づき、ノルウェー南西部ベルゲン(Bergen)郊外で発見された。

 扉の返還式典に出席した国際ダッハウ委員会(CID)のジャンミシェル・トマス(Jean-Michel Thomas)委員長は、盗難事件の捜査を続行するよう当局に要請した。

 扉が盗まれた当時、警察はネオナチ(Neo-Nazi)の関与も視野に捜査し、有力な情報の提供者には1万ユーロ(約120万円)の懸賞金を支払うとしていた。しかし、これまでのところ逮捕者は出ていない。
【翻訳編集】AFPBB News