総統府提供

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(台北 23日 中央社)蔡英文総統は23日、海外に住む二二八事件の被害者遺族らと面会し、政府による真相調査や情報の公開を約束した。

蔡総統は、「民主化以降、台湾人はやっと公開の場で二二八事件を語ることができるようになった」とあいさつ。誤りを認め、謝罪し、被害者の名誉を回復して賠償をすることで、過去の苦痛を緩和しようと努力してきたと政府の取り組みを語った。

ただ、この取り組みについて「まだ不完全だ」とし、さらなる真相究明と徹底調査に乗り出す考えを熱弁。「われわれは忘れず、逃げることはしない」と語り、二二八事件の過ちを反省し、教訓を得た上で和解し、民主的で団結した国をつくることこそが被害者へのけじめだとした。

【二二八事件】1947年、国民党による統治に不満を抱いた市民が起こした抗議デモを政府が武力で弾圧し、その後長期にわたる白色テロのきっかけとなった。罪のない人を含め多くの台湾人が軍などに連行され、多数の死者・行方不明者を出した。

(葉素萍/編集:齊藤啓介)