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日産自動車は23日、4月1日付けで共同最高経営責任者の西川廣人氏が新社長に就任する人事を発表した。カルロス・ゴーン氏は社長からは退くが、引き続き代表権のある会長を務める。

同社によると、今回の役員人事はカルロス・ゴーン氏の提案に基づくものであらかじめ準備・計画されたものだとしている。ゴーン氏はルノー・日産、三菱自動車の3社アライアンスを率いる立場にあり、アライアンスの拡大と経営に集中することが不可欠になっている。さらに次回の定時株主総会の開催時期も見計らった結果として、現在のタイミングでの発表となったようだ。

体制の変更にあたって、カルロス・ゴーン氏は「ルノー・日産・三菱自動車のアライアンスの枠組みの中で、監督・指導を行っていきます。この変更により、私はアライアンスの戦略面および事業上の進化により多くの時間と労力をかけ、パートナー各社に、アライアンスの持つ規模による競争優位性をいかんなく享受させることができます。今後も、アライアンスの進化・拡大をサポートし、時・場所を問わず、必要とされるときはいつでもパートナー各社の役に立てるよう、サポートしていくことを固くお約束します」とコメントしている。

昨年10月、ルノー・日産連合に三菱自動車が加わったことで、3社アライアンスはさらに大きな存在となった。2016年度のグローバル販売台数は1000万台に達する見込みとしおり、世界でトップ3の自動車グループ(2016年10月発表当時)となっている。ゴーン氏がアライアンスの推進役に専念することで、どう変化していくのか、同氏の手腕に注目したい。

(経営・ビジネス取材チーム)