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世界中の国や土地の統治がどのように変化したのかは、文章だけだとイマイチ想像が難しいもの。「ワールド・ヒストリカル・アトラス」は紀元前4000年から紀元後2000年まで、スライドバーを動かすことで「誰が」「どの土地を」統治してきたのかを視覚的に理解できるツールで、直感的に世界史の流れを理解可能。また、1年刻みで年代を指定できるので、歴史上のどの出来事が統治に影響を与えたのかもよくわかります。

ワールド・ヒストリカル・アトラス - HoneyComb

http://x768.com/w/twha.ja



ワールド・ヒストリカル・アトラスを使うには、まずオレンジ色のボタンをクリックしてZIPファイルをダウンロードします。



「twha」というZIPファイルを「Explzh」などのフリーソフトを使って解凍し……



フォルダを開くと、こんな感じのファイルが並んでいるので、「index」をダブルクリック。



するとブラウザで以下のような画面が表示されました。



地図はマウスでぐりぐり動かすことが可能で、マウスホイールで拡大・縮小ができます。デフォルトでは、地図は2014年に設定されており、日本の部分には「天皇 今上天皇」「内閣総理大臣 安倍晋三」と2人分の写真と名前が表示されていました。



さらに、2014年時点のヨーロッパを見てみるとこんな感じ。



地図は左上のバーからでも拡大・縮小が可能です。



イタリア・オーストリア・ハンガリー・ルーマニア・ブルガリアなどの2014年における統治者は以下のような感じ。



画面下部のバーを動かすと、時代を紀元前4000年から紀元後2000年まで自由に指定できます。上記の地図を1792年にしてみるとがらっと雰囲気が変わり、オスマン帝国の繁栄を見て取れます。



1792年時点のフランスを表示してみたところ、統治者の写真や名前がありません。これはフランス革命が勃発したためと見られます。ワールド・ヒストリカル・アトラスの説明書によると、「在位年数が資料によって異なる場合があるので、その場合は適当です」「在位(在任)年数が1年未満の人物は省略されている場合があります」「終戦時の首相や臨時の大統領については、あえて1944年にずらしている場合があります」「王が在位中であっても、亡命中や執政不能の場合は表示しない場合があります」とのこと。



さらに993年までさかのぼって、ヨーロッパの地図を見てみました。ローマ帝国が繁栄しており、イングランド王国はエゼルレッド2世の知性、フランスはカペー朝の時代です。



その後、1073年になるとローマ帝国がブルグント王国を統合しさらに範囲を広めました。イングランドはノルマンディー公ギヨーム2世に征服され、ノルマン朝になります。



1435年になると、イングランド王国ではランカスター朝、フランスではヴァロワ朝の統治になります。



ンカスター朝では急にイングランド王国が範囲を広げていました。



年代は画面下のバーからだけでなく、画面左上から手打ちで1年刻みの入力が可能。



1414年から……



1415年になるとがらっと変わり、フランス領にイングランド王国が進出しています。1415年に何があったのかというと、百年戦争のアジャンクールの戦いでフランス王軍が大敗した年でした。1年きざみでマップを変化させていくので、歴史上の出来事がどのように土地の支配に影響を及ぼしたのかを視覚的に確認できます。



同じことが日本の地図でも見てとれます。以下は1466年の統治の様子。天皇は後土御門天皇、征夷大将軍が足利義政となっています。



しかし、翌年、応仁の乱が起こると各地域に統治者が現れました。