21日、ブラジル・リオデジャネイロで行われた男子テニスのリオ・オープンで、第1シードの錦織圭は、初戦でトマス・ベルッシに完敗した。世界ランキング76位の相手に4-6、3-6のストレート負けは、先週大会の決勝戦での敗退を引きずったままのようでもあった。

 相手は地元ブラジルの選手とあって大声援もあったが、それでも初戦敗退は2015年全米オープン以来である。2月の南米2大会でATPポイントを稼いでランキングを4位に上げると言う目論見も大きく崩れてしまったと言える。

 試合開始直後は、ほぼ一方的に押し込んで無難な初戦になるかと思われたものの、途中から随所でミスが飛び出すようになった。第1セットを落とすと、ラケットをコートに叩きつけてへし折ってしまった。審判から注意をされ観客からブーイングを受ける錦織は、珍しいシーンであった。

 第2セットもいきなりブレークを許す苦しい展開になり、流れは変えられなかった。結局、そのままブレークを3回もされては挽回のしようもなかった。コートコンディションの変化も影響したかとも思われたが、サーブのリターンでリズムが作れなかったのが痛かった。ミスが重なり、いつのまにか自信を持ってプレイしづらくなったのが敗因と言える。